自分の好きなストラップを付けられる
実はOptimus Gは、グローバルモデルの「Optimus G」をベースとした端末である。しかし、ワンセグやおサイフケータイなど国内向け機能を搭載したため、デザインは完全にオリジナルとなっている。とくに注目なのは、海外メーカー製端末でありながらストラップホールを搭載している点。従来機種には非搭載だったので、これはうれしい。とくに女性には大事なポイントだろう。
デザインは洗練され、質感も悪くはない。が、画面が大きいぶん、片手で持った際の幅広い感じは否定できない。重量も143gと最近のスマホにしてはヘビー級だ。成人男性でも手の小さい人は、片手操作は厳しいことを承知の上で購入しよう。
クアッドコアCPUはケタ違いの速さ
CPUを含む総合的なベンチマークを「AnTuTu 安兎兎ベンチマーク」にて測定してみたところ、14083という、これまで見たことのない好結果が得られた。あらゆる操作をきわめてスムーズに行なえたことは言うまでもない。
“ながら”操作がやりやすい
こうしたクアッドコアのパワーをさりげなく活かすのが、独自機能の数々。中でも、動画やワンセグの映像を透過させ、“ながら”操作を可能にする「Qスライド機能」は、斬新なUIと使い勝手のよさが際立っている。
使い方は簡単。映像を透過させるには「動画」アプリやワンセグアプリ「テレビ」視聴中に、右上一番左のような形のボタンをタップするだけ。画面上に透過された映像が出るが、あとは普通に操作すればいい。映像視聴を中断することなく、ウェブ検索や閲覧、SNS投稿などを行なえるのは、使ってみると想像以上に便利だ。
撮りたいものをキレイに撮れるカメラ
さらにスゴイのが、スマホ最高クラスの1300万画素に進化したカメラ。高画質な写真を撮影できるだけではない。クアッドコアのパワーで常に画像を撮影し続けているため、シャッターボタンを押すと直前の5枚の画像を表示できる。その中から必要な画像を複数まとめて保存すればいい。
子どもやペット、スポーツなど動きの激しい被写体を撮影する場合にベストショットが撮れる。動画撮影中に右上のボタンで画像を撮影できるスマホはほかにもあるが、画質を落とさずフルHDサイズ(1920×1080ドット)で保存できるのもOptimus Gならではだ。
どんな画面にもメモできる利便性
側面の音量上下キーを同時に押すか、ツールバーからいつでも呼び出せ、どんな画面にも手書きメモができる「Qメモ」が便利。例えば音声通話中に口頭で教えてもらった電話番号を、すばやく画面にメモできる。さらにQメモ左上のボタンをタップすると、メモを見ながら別の操作が可能になる。例えば通話終了後に、メモした電話番号を確認しながら折り返し電話をかけたり、連絡先に追加したり、といった作業がスムーズに行なえ、とてもスマート。こうした一連の操作をまったくストレスなく行なえるのが、クアッドコア搭載Optimus Gの強みだ。
カスタマイズの自由度が高いツールバー
通知領域最上部のツールバーを、比較的自由にカスタマイズできる点が気に入った。このツールバーからWi-Fiやテザリングなど計15種類の機能のオンオフをワンタッチで切り替えられる。ドラッグで項目の順番を入れ替えたり、項目自体の表示/非表示を選択可能で、とても使いやすい。
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