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T教授の「戦略的衝動買い」 第220回

自作ユーザー必見! 香港から衝動買いした腕時計 Switch

2012年11月28日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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プロセッサーの背面をイメージした極めてシンプルな背面蓋。日本人デザイナーの名前が書かれている。この蓋を外してボタン電池を交換するので、電池交換は誰にでもできる

 今までありそうでなかった、ノスタルジックなケーブル&DIPスイッチ腕時計Switchは、本体カラーや液晶周囲のカラー、個性的なデザインのベルトのコンビネーションにより、全部で16種類のバリエーションが用意されている。筆者は間違ってもステンレスベルトのモデルは買わないが、それはそれで、少しドレッシーなのかもしれない。

 筆者が気に入って速攻で購入し、勝手に命名した「これぞフラットケーブルモデル」は、 本体がステンレススチールで表面仕上げは「IP Black Brushed Finishing」、そしてベルトは「Green Webbing Strap」というモデルだ。

 デジタル液晶式の表示パネル周囲は、ロジック基盤をイメージしたデザインになっており、腕時計の回路部分やバッテリーを収納するベゼル部分は、堅牢なクローム製だ。バッテリーはありきたりの「CR2032」ボタン電池を採用しているので、入手は極めて容易だ。

 デジタル腕時計の操作は普通、複数個のボタンのクリックや組み合わせで行なうのがお約束だが、Switchは“使えるノスタルジー”が基本設計概念なので、それを5つのスライドスイッチを搭載したDIPスイッチで実現している。

 DIPスイッチによる5つのスライドスイッチのオン/オフ切り替えで、12時間/24時間表示の切り替えや曜日の表示、月日の表示、現在時刻の棒グラフ表示、さらにバックライト照明のオン/オフを行なう。棒グラフの現在時刻表示は、時刻を読み取るのに多少の慣れが必要だが、それ以外の表示は一般的なデジタル腕時計とよく似たものだ。

DIPスイッチが全部オフの位置(下側)で通常表示。1番目のオンで12時間表示に切り替わる

2番めのDIPスイッチは曜日の表示

3番目のDIPスイッチは月日の表示

4番目のDIPスイッチは棒グラフで現在時刻を表示する

5番目のDIPスイッチはバックライトオン。腕時計としてはバッテリーが強力なので、真っ暗闇でも極めて明るく表示できる

 今日の月日や曜日を知りたいだけなら、DIPスイッチを完全にオンの位置までスライドさせなくても、少し上に爪先でスライドするだけで一瞬表示してくれる。

時刻設定モードにするための側面ボタン(赤枠内)。めったに使うことはないはずだ

 このSwitchで唯一面倒な操作は、時刻の設定だろう。唯一腕時計らしいボタンが、腕時計本体の向かって右側面にある。時刻の設定では、このボタンをお約束の先の尖ったピンのようなモノで長押しする。その後に、5個のDIPスイッチを器用に駆使して、月日や時刻を調整する。クォーツ精度の腕時計なので、基本的にはバッテリー交換の時以外は、触れることもないので良しとしよう。

ジョーク系の腕時計としては決してサイズが大きい方ではないが、この圧倒的な存在感は抜群だ

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム:Switch
価格:直販サイトにて160ドル(約1万3120円、送料込み)で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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