独自色が薄く標準的な機能にとどまるSTREAM
起動時間は早く、ストップウォッチで計測すると最速は1.31秒。ただし高速撮影のほうは最速でも2.66秒。実測では一番遅かった。撮影シーンで「アクション」があったので、こちらのほうが早くなるのでは? と思ったが、ストップウォッチでのタイムはとくに変わらず、若干早いかも……という程度の印象だった。そのため「高速撮影」は表では×とした。
アクションをはじめとしたシーン設定は12種類。これには「オート」も含まれているが、とくに珍しいシーン設定はない。他に独自の機能も見当たらない。HDR、パノラマ撮影が可能で、エフェクトはなしを含めて8種類。タッチしてフォーカスするときに「ウィーウィー」という作動音が鳴る。他のスマホでは「ピピッ」という音が多いので、少し珍しいと思ったが、それくらいだろうか。音が耳障りになる人もいるかもしれないが、マナーモードでも消えない。
ウリとしている高速連写は10枚を1.8秒で撮影。撮ったあとにすぐにまた1.8秒で10枚撮影、と続けられるのが便利だ。撮影間隔はあまり短くはなかったが、シャッターチャンスを逃したくない人は、この高速連写でひたすら撮っていくと、確実に撮りたいシーンを撮れるはず。もちろん多用すると写真データが大量に記録されてしまうが……。
動画撮影の機能はホワイトバランスを変更できる程度。静止画撮影の機能は無い。編集機能も標準のギャラリーとMovieStudioなので全体的に独自要素が少なめだ。
3機種の画像比較は
Optimus Gが実物に近い印象
今回は季節も寒くなってきたため、蚊取り豚のものと、6色のスポンジのタイルを用意した写真を比較した。実際の被写体と比較して写真を見ると、Optimus Gが実物に一番近い印象。AQUOS PHONE SERIEは明るめに、STREAMは暗めというか実際よりも濃い色に見える。詳しく述べていくと、Optimus Gの場合は、若干アヒルのぬいぐるみが明るめだが、その他はずいぶん見たままを撮れている印象。
AQUOS PHONE SERIEはアヒルのぬいぐるみが明る過ぎるものの、ウサギのぬいぐるみやスポンジの色は若干明るくても、これくらいのほうがキレイに見えて良い感じ。ただし花の下のほうが黒と緑が混じってしまったようで、ちょっと実際の色とは離れている。
STREAMはアヒルのぬいぐるみの黄色がかなり濃く、スポンジのタイルの色もスポンジの質感が無く塗りつぶされた色のようだ。ただし実物を見ていないと、これはこれでキレイと感じそう。花の色は実物に近い。
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