連撮、手鏡モードと使いやすい
AQUOS PHONE SERIE
約0.4秒の「ON速」を謳うので、当然高速起動が可能。実測では3ラインホームのカメラアイコンから計測。最速で1.45秒となった。これはストップウォッチを押すタイミングの部分もあり、実際はもっと早くシャッターを切れるようになる。カメラアイコンを押したら間を感じることなくカメラ画面となっている。
高速撮影は「連撮」モードがあるので、まずはこれをストップウォッチで計測し、最速は約0.64秒。シャッターを切った次の瞬間にはもうまたシャッターを切れる、という状態なので計測時間はストップウォッチを押すためだけの時間と思っていい。これはサクサク撮れる。
ただしいつでも「連撮」モードとは限らない。連撮モードをオフにした状態では撮影間隔は最速で約2.4秒。Optimus Gと比べると若干遅くなり、フォーカスの時間などで間が空くようだ。シャッターチャンスを逃したくないのなら「連撮」モードを必ずオンにしておこう。
ただこのとき気になるのが、撮影モードの表示。「連撮」「解像度」「料理」のモードのアイコンは白く、そこをタップし有効にするとアイコンの上が青い表示になる。これが白くなっているだけで有効なのか、と誤解してしまった。結構自然と「白=有効」と思いそうだが。
シーン設定は11種類だが、そのなかには「自動検出」「標準」もある。シーンとして実際に選ぶのは9種類。変わったものとして「銀残し」があり、たとえばアルミやステンレス調のデザインといったシルバーを強調して撮りたいときに有効だ。また手振れ補正は「光学式」なので、ズームをして撮影するときなどにブレを抑えるのに役立つだろう。
そのほかのカメラ機能としても魚眼、ミニチュアライズ、パノラマカメラに、HDR撮影、ペット・個人検出機能と、従来のAQUOS PHONEでおなじみの機能が並ぶ。
面白いのは「手鏡モード」。インカメラで自分の顔を写すのだが、タップをしても画面を「止める」だけ。撮影して保存するのではなく、画面を止める、という機能だ。そのため目の届かない部分も素早くチェックできる。本物の手鏡より便利だ。
インカメラを使うときは、シャッターボタンだけでなくファインダー部分の画面をタップするだけでも撮影が可能(動画も)。意外とシャッターボタンの位置を確かめるために目線が変わってしまう、なんてこともあるのでこれも便利な機能といえる。
またOptimus Gと同じく動画撮影中に静止画撮影も可能。ただこの場合、連撮のような短い間隔での撮影は難しい。「効果」で背景を変更した動画も撮れるが、このときは静止画を撮る機能は無効で、代わりにスクリーンショットは使えるが、当然画面をタップするよりは押しにくい。微速度撮影もあり、ゆっくり動く被写体を早送りにしたように再生できる。こちらでは静止画も同時に撮れる。
画像の編集はこれまでのAQUOS PHONE同様、標準のギャラリーとともに「おまかせアルバム」も選べる。動画編集にはMovie Studioがある。
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