セルフ撮影に便利なボイスシャッターを
搭載したOptimus G
カメラの起動が早いとか、撮影間隔が短いといったことを、特に大きく謳ってはいないが、クアッドコアCPU搭載の機種だけに、起動が早いことに期待。ストップウォッチで計測してみると、カメラの起動時間はアプリメニューのアイコンをタップして最速で1秒76だった。カメラの画面が表示されたあと、シャッターボタンが有効になるまでに若干時間がかかるものの、このタイムなら高速起動としていいだろう。
高速撮影(撮影間隔)は最速で1秒67。これも早い。シャッターボタンを押して、次に押すまでに一瞬間が空く、といった感じ。ポンポンボタンを押せるのではなく、ポン(間)ポン、という撮影の仕方だ。十分高速撮影も〇にできる。
シーン設定については7種類としたが、その中には「ノーマル」と「スマートシャッター」も含まれる。なので、撮影シーンに合わせてという意味では実質5種類。ただしスマートシャッターは、シャッタースピードを調整して手振れや本体の揺れの影響を抑える機能。となるとスポーツシーンを撮るなど、必然的に被写体が動くシーンで使う、と考えていいだろう。なお、このスマートシャッターがあるので、手ブレ補正を○とした。
顔追跡機能もあるので顔認識は〇とした。他にHDR撮影、パノラマ撮影もある。独自の機能として主なものは2つ。
「タイムキャッチショット」は、シャッターを押す1秒前から撮影し、計5枚撮影する機能。シャッターチャンスを逃さないので運動会で子どもを撮る、なんてときにいいかもしれない。
「ボイスシャッター」は、「チーズ」「スマイル」「ウィスキー」「LG(エルジー)」と発音することで撮影する。セルフタイマーの代わりに、発音で撮影する、と考えれば便利そうだ。使い方の説明で発音を確認すると、ネイティブの発音のようだったので、筆者の日本語風のカタカナ発音では反応しないのではないかと思ったが3回に1回くらいは反応していた。シャッターを切るだけなので、どの言葉を使ってもいい。
動画撮影中にはライブスナップショットがあり、静止画の撮影が可能だ。これは動画撮影画面で録画をはじめると、静止画撮影用のシャッターボタンが表示される。
機能というわけではないが、独自の要素としてクイックメニューと呼ぶ、撮影画面のカスタマイズが可能。要はカメラの画面に表示している、撮影モードなどのアイコンを好きな機能のものに変えられるのだ。よく使う機能をアイコンとして配置できると便利ではある。これまでありそうでなかったカスタマイズ機能だ。
画像編集はAndroid標準のギャラリーから。これは今までの機種と同じだが、面白いのが「Video Wiz」というアプリ。動画編集のアプリだが、動画をミュージックビデオに仕上げるのだ。動画を選択したら、スマホ内の音楽を組み合わせる。これはボイスレコーダーで録音した音声でもOK。ミュージックビデオの作成アプリだが、手軽に使える動画編集アプリと考えていいだろう。
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