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マイクロソフト・トゥディ 第21回

PCメーカーがIE10「ホームページ」にMSNを設定したのはなぜか?

2012年11月22日 11時00分更新

文● 大河原克行

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メディアプラットフォームを提供する新たな組織

 MSNを運営する組織は、Windows 8の発売直前となる2012年9月まで、MSN統括本部という名称だった。

 これが10月1日付けで、オンラインメディア&パブリッシング統括本部へと名称を変更した。米国では、日本に先駆けて、2012年9月1日付けで設置された組織である。

 この組織名の変更には大きな意味がある。

 実は、MSNの担当部門は、MSN Japanの運用、MSN for Windows 8以外にも、Windows 8 Appsにおける「ニュース」「スポーツ」「ファイナンス」「トラベル」などのサービスを提供。ここでは、国内の主要な報道機関などから提供される情報を随時掲載している。

 これは、報道機関を横断し、表示方法や操作方法を統一したプラットフォームをマイクロソフトが提供し、その上で、報道各社が情報を提供するという仕組みになる。

「ニュース」「スポーツ」「ファイナンス」「トラベル」は、Windows 8のモダンUI上から即座にアクセスできる点も大きい

 つまり、Windows 8の登場にあわせて、日本マイクロソフトの役割は、従来からのMSNによるポータルサービスだけでなく、メディアプラットフォームを提供する新たな事業へと生まれ変わっているともいえるのだ。

 ポータルサイトに加えて、メディアプラットフォームを提供する新たな組織が、日本マイクロソフトのオンラインサービス事業をリードすることになる。


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