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撮ったその場でSDメモリカードを共有! 外部ストレージとしても使える

スマホ×写真の不満を解消してくれる「AirStash」4つの魅力

2012年11月30日 11時00分更新

文● 広田稔

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無線LAN対応SDメモリカードリーダーという新しいジャンルの「AirStash」。本機に差したSDメモリカードを共有して、スマートフォンやタブレットと写真をやりとりできるぞ!

 マクセルの「AirStash」(エアスタッシュ)は、無線LAN対応のSDメモリカードリーダーだ。パソコンにUSBで差してSDメモリカードリーダーとして使えるほか、無線LANを経由してiOS/Android端末とSDメモリカードでデータをやり取りできる。概要を説明した1回目の記事に続き、2回目は写真に注目したAirStashの使い道を4つ紹介していこう!

AirStash。価格はオープンプライスで、実売価格1万円前後

スマートフォンやタブレットの無線LAN設定をAirStashに切り替えて、専用アプリの「AirStash+」を起動するとSDメモリカードにアクセスできる


その1・高画質な写真を出先で投稿できる!

決定的瞬間を撮影したらAirStashでスマートフォンに転送。クオリティの高い写真をすぐにネットに投稿できる

 まずひとつ目として最もニーズが高そうな、デジタルカメラで撮った写真をスマートフォンに転送する用途だ。

 スマートフォンの内蔵カメラで日常を「パチリ」と撮影し、TwitterやSNSに投稿して知り合いとコミュニケーションしているという人も多いはず。筆者もおいしかった料理や旅先で出会った面白い風景を伝えるために、その場でTwitterに投稿するという習慣が根付いていたりする。

 そのネットへの投稿で写真にこだわりたいなら、必然的にいいデジタルカメラがほしくなる。もちろんスマートフォンのカメラ性能も向上してきており、「Instagram」など写真の見た目を加工してくれるサービスもあるのだが、暗所ではフラッシュをたかないと撮れなかったり、高速なシャッターを切れずに被写体ブレしてしまうこともある。結局、いい写真を撮りたいなら、いいカメラを使ったほうが面倒が少ない。特に最近流行しているデジタル一眼の高画質と、コンパクトカメラ並の持ちやすさを兼ね備えた「ミラーレス一眼」を持ち歩いている人なら、ネット投稿に活用しないのはもったいない。

 というわけで、AirStashの出番だ。カメラで撮ったSDメモリカードを本機に差して電源をオン。iOS/Android端末の無線LAN設定で本機を選んで、専用アプリ「AirStash+」を起動し、あとはほしい写真を選んで指示すればコピーできる。スマートフォンとAirStashは直接データをやりとりするので、周囲に無線LANアクセスポイントがない場所でも利用可能だ。

iPhoneなら画面をスクロールしていくと順次、サムネールが作られる。1画面で2、3秒程度なのでほとんど待たされる感覚がない

iPadでは画像一覧とプレビューを表示

Androidでは今のところサムネールはなしでファイル名のみ

 実際に筆者のiPhone 5で使ってみたが、RAW画像をJPEGに変換したり、サイズを縮小してくれるオプションがついていたりと、スマートフォン向けの細かな配慮が便利だ。無線LANはIEEE 802.11nに対応しているので、データの転送速度も高速。実際、10枚/22MBの画像でサイズを縮小しながらiPhone 5に転送してみたところ、およそ1分で転送が終わった。

カメラアイコンを押して、「AirStashから転送」を指示すれば複数枚を選んで一気に転送できる。

 バッテリー駆動時間は約7時間と、1日持ち歩いて電源をオン/オフしながら使う分には必要十分といえる。ちなみに世の中には無線LAN内蔵でスマートフォンに直接データを飛ばせるSDメモリカードもあるが、こちらは動作にカメラのバッテリーを使ってしまう。バッテリー容量の少ないカメラなら、AirStashのほうが肝心のときに電池切れという自体を防げるだろう。

 パーティーや飲み会の楽しそうな様子をネットに投稿して、来られなかった共通の知り合いからコメントをもらって楽しむもよし。一人旅で回ってる美しい風景を淡々とアップロードして、羨望の声を集めるもよし。デジタルカメラ+スマホ+ネットサービスという3段階に、AirStashを加えることでより生活が楽しくなる。

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