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年末年始の里帰りをサポート! 最新カーナビはここまで進化した! 第3回

カロッツェリアのエアージェスチャー搭載楽ナビをネチっと堪能

2012年11月22日 13時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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ツインリンクもてぎまでの道のりは如何に!?

 まず、ツインリンクもてぎまでのルート探索をする。会社から現地までの経路は約1秒ほどで出た。HDDやDVDのナビと違って、メモリーナビの良いところは反応が早いところだ。筆者の自前のPNDも早いほうだったが、もはや最新のテクノロジーでチューニングされている製品にはかなわない。デジタル機器は最新こそ最良なのだ。タッチパネルも感圧式だが反応が素早いのもグッド。感圧式にありがちな「押したのにタイミングがずれて反応するのでうっかり連射しちゃう」といったこともなく、タイピングもサクサクだ。

ツインリンクもてぎ内の道までクッキリ。しかも、オーバルコースとロードコースもしっかりと描かれている

到着時間は得てして狂うものだが、結論から言うとほとんど変わらなかった

 会社を出発すると、クルマを運転中はほとんど画面を見られなくなる。赤信号や渋滞中なら別だが、道が流れているときはナビ画面を注視できないので、音声案内が頼りだ。ラリーで言うところのコドライバーのように。音声案内のタイミングはメーカーによってバラバラなので、使っているナビ次第では「まだ曲がらないの?」とか「いつ高速降りるんだよ!」という感じで、とくに見知らぬ土地ではプチパニックになりがち。

 だが、楽ナビポータブルは「○○メートル先を右折です」という案内ひとつとっても「そろそろかな?」というタイミングで言ってくれる。あとでナビの担当者に聞いた話だが、これは人間工学に基づいたタイミングらしい。曲がる前に何度も細かく案内するナビもあるが、さすがにちょっとわずらわしく思えてしまうから、これはありがたい。

曲がる場所や降りるインターチェンジなどは比較的余裕を持って知らせてくれる

 高速道路を運転中はエアージェスチャーを体験。クレードルにセンサーがあり、手が近づくとよく使うメニューが現われる。これらのボタンは手を近づけるまで現われないため、通常は7型ディスプレーいっぱいに地図が表示されるので情報量が多い。あとは手を左右に振ると、任意の動作を行なえる。このときは地図の縮尺を変更する設定にしておいたので、高速道路走行中は広域で、一般道に降りたあとは拡大で、と使い分けていた。

 エアージェスチャーはほかにもアイコン表示の有無や、音楽を聴いているなら1曲進めたり戻ったりするように設定することもできる。センサーの感度も変更できるので、あまりにも反応しすぎてしまう場合は感度を「低」にしておくことをオススメしたい。

左右に振るだけで地図を拡大縮小できる! 使い方次第ではもっと便利になるだろう

エアージェスチャー機能解説

 ツインリンクもてぎへは、何度も行っているだけに道のりはほぼ覚えている。なので、ちょっとした意地悪をしてみた。案内経路をわざと外れてみたのである。個人的に、カーナビで一番重要なのはリルートの早さと正確さだと思っているので、その実力を試してみたのだ。ルート探索も早かったので、かなり期待はしていたのだが、予想をはるかに上回る早さでガンガンリルートしてくれた。案内してくれる道をそれて10メートルも行かないうちに再検索が始まり、ほぼ1秒程度でリルートが完了する。つい道を間違えてしまう人も安心だろう。

 サーキットに到着して驚いたのが、細かい場所まで案内してくれる「ドアtoドア案内」だ。普通ならサーキット周辺に到着した時点で「目的地周辺に到着したので案内を終了します」となってしまって、場内の道を知らない人なら「ここからどう行けばいいんだよ!」となりがち。しかし、楽ナビポータブルはサーキット内の駐車場までしっかりと案内してくれた。これはサーキットだけでなく、都心部の道が入り組んだ場所に行くときなどには心強い。

ツインリンクもてぎ内だけでも、かなりの情報が用意されている。駐車場まで案内してくれるので、場内駐車場のチケットを持っているなら大助かりだ

 取材が終わって、宇都宮のホテルに戻ることになった。このときも、もちろんナビが大活躍。去年まではもてぎの宿泊は水戸方面だったので、宇都宮方面は筆者自身も初めてであり、まったく道がわからない。完全にナビ頼りの旅になった。

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