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モバイルHDDもウスカル時代に突入!?

Macからの書き込みにも対応した「CANVIO」シリーズ

2012年11月29日 12時00分更新

文● 真島 颯一郎 写真●神田 喜和

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ドライバーソフト添付でMac OSでもシームレスに利用可能

 さて、パフォーマンスを確認してきたが、今回発売された新モデルでは、もうひとつ注目したいポイントがある。Mac OS用のドライバーソフト「NTFS for Mac」を搭載し、NTFSフォーマットでも、Macで読み書きができるようになった点だ。

 Mac OSとWindowsでは、ファイルシステムが異なり、当然、フォーマット形式も違う。現在、WindowsではNTFS形式が一般的だが、Mac OSでは、デフォルト状態でNTFS形式のパーティションに書き込みができない。そのため、データの共有が非常に面倒だった。対して、CANVIOシリーズでは、ドライバーソフトを付属することで、Mac OSでも不自由なく使えるのだ。これはうれしい。

従来までは、ファイルを読み出すことはできるものの、書き込むことはできなかった。データを変更する場合には、必ずMac側にデータをコピーしなければならず不便だった

 というのも、じつを言うと、編集部で小生に用意されているマシンがMacなのである。そして小生のメインマシンはWindows。そのため、ウェブストレージを経由したり、USBメモリーを利用してメインマシンにデータを集約していた。だが、おおらかな性格の小生は、データの集約を忘れたり、重複データの削除を忘れたりと、どのデータが最新か、迷うことがしばしばある。これは、小生のためにある製品ではないですか!(笑)

 さっそく編集部のMacに、CANVIO SLIMを接続。Finderに表示された「TOSHIBA EXT」を選択して「Mac Driver」を開き「Tuxera NTFS for Mac.dmg」をコピーする。ファイルをダブルクリックしてドライバーをインストール。Macを再起動すると……ファイルが書き込みできる。これでひと安心。

 今後はCANVIO SLIMにデータを保存し、そのまま作業をすれば、データが複数のマシン散らばることもない。CANVIO SLIMはシャツの胸ポケットに入る程度のサイズで、どこへでも持ち歩けるうえ、電源はUSBバスパワーだ。ビジネスからプライベートまで、幅広く活用できる。WindowsとMacの両方を使っているユーザーには、必須の1台と言えるだろう。

シャツのポケットにも入っちゃう「CANVIO SLIM」。常に持ち歩いても苦にならないサイズ

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