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ホットなゲーミングデバイスを徹底レビュー 第3回

入力デバイスを強化してゲームに差をつけよう【本気デバイス編】

2012年11月14日 12時00分更新

文● 加藤 勝明

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聴覚でも臨場感を盛り上げる
Razer「Tiamat 7.1」

実売価格:1万8800円前後
製品情報

 最後に紹介するのは、Razer社製「Tiamat 7.1」。ヘッドフォンだけでバーチャルでない7.1chオーディオ環境を構築できるヘッドセットだ。

かなりガッチリしたデザインの「Tiamat 7.1」。両耳合わせて10個のドライバーユニットを内蔵し、アナログ出力で7.1chサラウンド環境を作り出す

 エンクロージャーの中に、大小5個のドライバーユニットが透けて見える素敵設計。約2m30cmと長いケーブルに加え、途中にはボリュームコントロール用のユニットが配置されるなど、かなり高級感(というかアメリカンなゲーマー感)溢れるデザインになっている。

手元に引き出して使うボリュームコントロール用のユニット。大きさはスマホ程度の大きさで、どっしり重くちょっとケーブルを動かしてもズレる心配はない。ミニUSBのような専用端子を持っており、ここから同梱ケーブルで別のスピーカーに出力することもできる。ヘッドセットで聴きたくない時はこのユニットでバイパスするというわけだ

 接続するケーブルは電源のUSBを含めて全部で6本。アナログで7.1ch環境を構築するため装着はちょっと面倒だが、今どきのPCならまず問題なく接続できるはずだ。
 しかし本製品をオンボードのHDオーディオに接続してはいけない。接続しても普通に動くのだが、キンキンシャリシャリとひたすらやかましく聞こえるのだ。手元のボリュームコントロールユニットでバランスを調整することもできるが、ここは“ちゃんとした”サラウンド対応のサウンドカードを使いたい。Razerのウェブサイトにオススメのカード一覧があるので、あらかじめチェックしておこう。Creative製「SoundBlaster X-Fi Titanium」の差さったPCに接続したところ、若干サイドの音量を抑え目にする必要はあったが、かなり良好な出力が得られた。

装着イメージ。7.1ch構築用なのでイヤーパッドは大きく密閉性が高いが、やや締めつけ圧力が高く、耳が痛くなる人もいるだろう。イヤーパッドの可動域が狭く、片耳ずつ入れるような装着はできないのがちょっとイラッとくるかもしれない。マイクは左耳ユニット内に完全に格納できる

ドライバーはフロントおよびセンター用が30mm、サブウーファー用40mm、リアおよびサイドが20mmという構成。中身が見えないようにできる不透明なカバーも同梱される

約2m30cmもある長いケーブルはすべて布巻きでそこそこコシが強いタイプ。アナログジャック5本はオーディオ出力とマイク入力のためのもの。USBはボリュームコントロールユニットと本体のイルミネーションの駆動用だ

 音質はともかく、定位とサブウーファーの迫力は極めて良好。以前同じようなリアルサラウンドのヘッドフォンを試したことがあるが、変な反響音が聞こえてきたりロクな記憶がなかったが、Tiamat 7.1の立体感はホンモノ。ゲームよりも動画再生時の立体感が凄かったのはある意味残念だったが、前述のステアリングコントローラーや操縦桿ユニットなどと組み合せ、ゲームの雰囲気を満喫できる極上のゲーミングPCが構築できそうだ……耳がちょっと痛くなるのが欠点だが。

やっぱりゲームの腕はデバイスに左右される

 全3回にわたって入力デバイスを紹介してきたが、やはりゲーム専用デバイスはゲームに特化しているだけあって使い勝手がいい。操作性が向上するのはもちろん、今まで2~3つのアクションが必要だったコマンドが、手元のボタンを1回押すだけでで実行できたりと、激戦時のとっさの入力などに大きな差が生まれてくる。操作の簡略化は手の疲れも軽減でき、長時間プレーでも疲労が少なくなることだろう。
 ゲームにおける入力デバイスは、ゴルフクラブやテニスのラケットといったスポーツの道具と同じ。いいものを持つに越したことはない。それが上達への近道であることは確かだ。ぜひみなさんにも入力デバイスにこだわってもらいたい。そしてより一層ゲームに没入しようじゃないか!

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