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Windows 8を堪能するタッチパネルノート&デスクトップ特集 第2回

家族でも一人でも楽しめるWindows 8一体型PCをチェック

2012年11月13日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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一見するとスタンドが見えない一体型だが、柔軟に角度を変えられるのが魅力のVAIO Tap 20

 3機種の中で、デザイン面では最も異色の製品がVAIO Tapだ。20型/1600×900ドットのタッチディスプレーという点ではTouchSmartと同じだが、ディスプレー部分の下端が接地面に接し、背面にあるU字型スタンドが角度を変えることで、直立状態から平たいテーブル状態へと姿を変える。

VAIO Tapの上下角変更。直立状態(左)から、上端に手をかけて押すことで、スムーズに角度を変えて、最終的にテーブル状態になる

 ディスプレー面の角度は、直立状態の15度程度から、平面の90度まで変えられる。アームはしっかりとディスプレーを支えているので、タッチ操作程度でぐらついたりはしない。それでいながら、力を入れて上端を押せばスムーズに角度が変わる。多人数で覗き込みながらコンテンツを見たり、画面を操作したりするのに適した仕組みとなっている。

完全に倒した状態になる前のこれくらいの角度で、一度傾斜は止まる。軽く傾斜した状態の方が使いやすい局面もあるという配慮だろう

 曲線的なデザインと、背面の白色(前面は黒)によって、全体の印象が柔らかいのも、家族で使うパソコンに適しているのではないだろうか。どこに置いても違和感がない。奥行きは直立時で187mmと、3製品の中では一番小さいが、平面になるまで傾斜させても使えるという特徴を考えると、それなりに設置面積は必要にも思える。

 しかし、VAIO Tapは本体内にバッテリーを内蔵しているおかげで、家庭内の使いたい場所に持っていて使う、ということが自然にできる。普段はビジネスデスクや袖机の上に置いているが、多人数で使いたいときにはリビングやキッチンのテーブルに持っていき、使いたい角度に変えて使うのが無理なくできるのは、Windows 8世代のタッチパソコンならではの機能を備えると言えよう。

VAIO Tapは背面にバッテリーを搭載。バッテリー駆動時間は約3.5時間と短いが、タッチ操作や角度変更と組み合わさることで、ユーザー体験を広げる役にたっている

 Windows 8のタッチ機能を生かしたデザインや機能という面では、VAIO Tapが一歩進んでいると言えよう。

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