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「日本直販」の総通、民事再生法の適用申請…負債174億円

2012年11月12日 00時52分更新

記事提供:通販通信

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 テレビショッピングの「日本直販」を運営する総通は11月9日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。負債は約174億円。

 総通は、1961年5月に通信教育を手がける「東洋ペン学会」として創業、85年11月に現商号となった。同社は家電製品や家具、カメラなど生活用品全般を取り扱う「日本直販」として、テレビショッピングや、インターネット、新聞雑誌広告などで業務を拡大させた。「高枝切りばさみ」などのヒット商品も生まれ、95年9月期の年間売上高は約525億円を計上していた。

 しかし、その後は海外通販業者の参入やインターネット通販の普及に伴う競争激化により売り上げは激減。11年9月期の売上高は、最盛期の半減となる約256億円にまで落ち込んでいたという。

 同社はコールセンターなどを展開するトランスコスモスと基本合意書を締結し、日本直販としての事業を譲渡する。総通本体は、清算される見通しとなっている。

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