膨大な写真を整理する技も紹介
【ツンデレBD】写真を整理してスライドショーを作るわよ!
2012年11月10日 11時00分更新
●フォトギャラリーとムービーメーカーでスライドショー作成
「必要な写真をピックアップできたところで、次はこれでスライドショーを作ってみます。フェードイン、フェードアウトするだけでも写真の見栄えが良くなるものです」
「それって、しょうもない写真をごまかしたいって言ってない?」
「いえ、写真の中身も見応えがあるに越したことはないですけどね……。さて今回は、Windows LiveフォトギャラリーとWindows Liveムービーメーカーを使います」
「二つもソフト使うの? ……今度こそ高いんじゃ……」
「安心して下さい、これも無料です。しかもWindows Liveメッセンジャーなども同梱されているお徳用パックです」
「お徳用……なんていい響き……」
「そのうち騙されておかしなものに手を出さないでくださいね?」
失礼な、私だってちゃんとヤバげなものは見極めてるわよ。
「フォトギャラリーを使うためには、Windows Live EssentialsからWindows Essentialsをダウンロードしてインストールしてください。いくつかのソフトが同梱されています」
「まずフォトギャラリーを起動して、表示したい写真を選びます。その後「作成」タブから「ムービー」を選択すると、自動的にムービーメーカーが起動し、スライドショーが始まります」
「おお、かっこいい! ……って、作業これだけ?」
「驚くべきことにこれだけです。技術の進歩は素晴らしいですね」
「ただし他のパソコンにこのソフトが入っているとは限りませんので、確実にスライドショーを再生したい場合、映像として出力することになります。
ムービーメーカーは映像編集ソフトなので、スライドショーにBGMを付けたり、タイトルやクレジットを入れることができます」
「また、作った映像をどこで再生するのかも考えておきましょう。たとえば今のテレビはほとんどワイドスクリーンなので、テレビで見たい場合はこれを選択しておく必要があります」
「わいどすくりーん……そ、そうなの?」
「以前、フルHDの解像度を説明したでしょう。あれを計算すると16:9になりますよ」
「あ、……ほんとだ!」
「さて、完成したら最後に映像ファイルとして出力します。ここでも再生する機械によって形式を選んで下さい。今回はテレビで見るので高解像度ディスプレイを選択します」
「ちなみに、このムービーメーカーはBDに映像ファイルを保存する機能はありません。別にそのためのオーサリングソフト(BDにデータを書き込むためのソフト)を用意する必要があります」
「こ、今度こそお金が……」
「BDドライブやドライブのあるパソコンには、たいていそのためのソフトも付属していると思います。むろん高機能なソフトを改めて買うこともできますが」
●BDレコーダでメニューページ作成
「ちなみに映像をBDに焼く場合ですが、一枚のディスクに複数の映像を入れることもできますし、ひとつの映像にチャプターをいくつか設定することもできます」
「えええ、次の話を見たい場合は早送りしたり巻き戻さなくていいの!?」
「CMカットやチャプター分けは映像のデジタル化の大きな恩恵なんですが、今となっては当たり前すぎて、あまりありがたがられないですよね……。
まあそれはそれとして、映像にそれぞれタイトルを付けてこまめにチャプター分けしておけば、BDを再生した場合も便利なわけです」
「チャプター分けはBDレコーダーやオーサリングソフトで行います。まずは映像を編集して分割し、目次を作成します」
「編集ができたら、映像ごとのタイトルやチャプターを一覧できるようにメニュー画面を作成します」
「おおおお、なんだかどれも格好いいわ!」
「テンプレートはあらかじめレコーダ側に用意されているので、映像のイメージに合ったものを選んでください。まあ、敢えて内容とかけ離れたものを選んで視聴者を騙すという手法もないではないですが」
「そんなひねくれたこと考えるのはあんただけよ……」
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