11月8日、日立製作所はエンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform」向けに、高速なデータ処理を可能にするフラッシュモジュール「Hitachi Accelerated Flash(日立アクセラレーティッドフラッシュ)」を発表した。
Hitachi Accelerated Flashは、独自開発のフラッシュメモリコントローラーの搭載により導入コストの低減と大容量を実現し、フラッシュモジュールを活用した大規模なシステムの導入、容量設計・運用を容易にするという製品。
各業務システム間で共有して利用できるため、従来、業務システムを構築・追加するたびに必要であった詳細な容量設計を簡素化し、システム運用も容易にするという。一般的なフラッシュ媒体と比べ、約4倍の処理性能を実現し、さらなるデータの高速処理が可能となる。加えて、定期的にフラッシュメモリの状態を確認する定期データチェック機能と、チェック結果からデータ故障の予兆を予見し、故障が発生する前に自動でデータを回復する機能を実装。これにより、未然にデータの損失を防ぐことができ、高い信頼性を実現するという。
Hitachi Accelerated Flashの価格は、1モジュール(1.6TB)あたり1680万円で、最小構成価格は6969万2700円から。