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2年連続の女王戴冠なるか? 5年目のミクGTプロジェクト 第50回

SUPER GT 2012シーズン終了! ミクZ4はクラス5位に

2012年11月09日 21時05分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真●鉄谷康博、加藤公丸、編集部

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谷口選手

──今年一番印象に残っているレースを教えてください。

 今回(もてぎ)のレースは俺の中ではベストだね。結果は4位だけど、自分もチームもミスはしなかったし、雨のおかげもあるけど、苦手としていたもてぎで上位に入れたし。あとはガス欠になったけど、セパンかな。ヨコハマもチームもタイヤ無交換は無理という中で、俺も片岡選手も最初から無交換前提で走ってて、ファイナルラップでは「してやったぞ! 見たかー!」という気持ちでいっぱいだった(笑)。思わぬモノ(ガス欠)に足下をすくわれたけど、レースとしては良かったと思います。

──谷口選手は今のところ2年周期でチームを移籍していますが、来年はどうでしょう?

 まだまったくの未定だね。でも、もちろんこのチームも候補のひとつには入っているよ。今年は片岡選手を呼んできてくれて、パッケージを揃えてくれたからね。それでチャンピオン獲れなかったのが悔しいけど。


片岡選手

──今年GSRに加入して戦ってみて、いかがでしたか?

 今年はとにかくZ4のレギュレーションに苦しめられたけど、僕らドライバーとしてはそんな中でもクルマをゴールまで運ぶことができたかなと。ただ結論から言うと、やっぱり2回のガス欠が効いてますよね。あれがなければ、苦しい中でもチャンピオンシップを争うポテンシャルを見せられたかなと思います。

──今シーズンのベストレースを教えてください。

 ベストレース……。勝ったレースがベストレースですね。5月の富士です。いつものように我慢しつつもうまくやって、天気も味方してくれて、クルマ的にもJAF勢に対するGT3勢の優位性も見せられたレースでした。コンビを組んで1勝目というのもあって、印象に残ってますね。セパン戦もガス欠するまでは良いレースでしたし、鈴鹿では速さも見せられたし、良いレースは結構あったんですけど、やっぱり優勝したレースですね。


番場選手

──4号車のエースドライバーとしての1年でした。

 個人スポンサーさんの暖かい声援も聞こえたし、自分に足らないものも明確に見えた1年でしたね。悔しいことも多かったけど、プラスになることもたくさんありました。一番悔しかったのは、谷口選手に「強くなった番場を見せる」と言ってたのに、それが見せきれなかったことですね。一度くらいは表彰台争いも2台でしたかった。

──番場選手のベストレースはどこですか?

 うーん、個人的に言わせてもらえば……、SUGOですね。結果には結びついてませんが、ラップタイムも悪くなかったし、ミスもなかったし、やりきった感が一番あるレースでした。あとは、5月の富士戦ですかね。ベストとは違うかもしれませんが、クラッシュしてヘコんでいたとき、あの寄せ書きボンネットにはとても感動したし、チカラをもらいました。成績は去年とは真逆ですけど、個人スポンサーさんの応援を肌で感じることができましたね。チームからの支えもあって、やはりレースはチーム競技なんだと実感しました。ドライバーひとりじゃなにもできないですからね。


佐々木選手

──再びGSRでフル参戦しましたが、いかがでしたか?

 相変わらずアツいチームですし、いいこともいっぱいあったんですけど、僕ら(4号車)にとっては非常にキツイシーズンだったし、僕自身もなかなか成績が出なくて苦しかったですね。もうちょっと0号車に近い順位が出せればよかったんですけど。とにかくキツかったですね……。

──そんな中でも印象に残ったレースがあれば教えてください

 第1戦の岡山ですかね。久々にGTに復帰したものの、クラッシュしてしまって、まったくうまく走れなくて、とても苦労したレースだからかなり印象深いです。順位が一番良かったのは鈴鹿なんですが、いろいろと考えることも多くて、とにかく印象に残っています。


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