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Windows RTタブレットのリファレンス機器

これは日本でも売るべき! Microsoft Surfaceを体験

2012年11月03日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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microSDカードでストレージ拡張も可能

縦位置の状態。ディスプレーは10.6インチ/1366×768ドットなので、精細感についてはごく普通。発色もクセがない

 Surfaceの主な仕様は次ページにあるとおり。CPUはAndroidタブレットで定番のTegra 3(1.3GHz)。メモリーは2GBでストレージはSSD 32GB。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n対応でBluetooth 4.0にも対応する。残念ながらWAN系通信機能はない。

本体上部。左に電源ボタン。赤丸の部分にはスピーカーが内蔵されている

下側にはカバーと接続する接点がある。カバーは磁石で本体にぴたりと固定される

本体左側面。左からヘッドホン、音量ボタン。写真右に見えるスリットは、Kickstandを開ける際に指をかける部分

本体右側面。左に見える電源コネクターは、磁石でプラグを固定する。USB 2.0とmicro HDMI出力が並ぶ

 Androidタブレットでは珍しくないが、Surfaceにもメモリーカード用として、microSDXCカードスロットを備えている。……はずだが、各側面を見てもスロットが見当たらない。実はSurfaceのmicroSDXCカードスロットは、Kickstandを開いた状態の右側面にあり、Kickstandを閉じると見えなくなる位置にあるのだ。

microSDXCカードスロットはここに。スタンドを閉じれば外からは見えなくなる

 Surfaceに装着したmicroSDメモリーカードは、Windows RT上ではDドライブとして認識されている。内蔵ストレージが少ない32GBモデルでも、容量の大きなmicroSDXCカードを使えるので、ローカルコンテンツは内蔵ストレージだけでやりくりしなくてはならないiPadよりは、ストレージ容量を気にせずに使えそうだ。

導入直後のSurfaceの空き容量。日本語ランゲージキットを入れる前は空き容量が16GB以上ある。Windows RTのテストには十分な空きだ

SDカードはDドライブとして扱われている。ユーザーコンテンツはこちらに待避させるといった使い方で、本体のストレージを節約できる

 なお、SurfaceにプレインストールされているWindows RTは英語版(再インストール時はフランス語なども選べる)だが、日本語のランゲージキットを導入することで、日本語の表示やIMEによる入力も可能になる。もし海外でSurfaceを手に入れる機会があったとしても、日本語での使用には問題ない。ランゲージキット導入後でも、ストレージの空き容量は16GB程度はあった。

カバー兼簡易キーボードとしては十分な
Touch Cover

Touch Coverのキーボード。当然ながら英語配列。スペースキーの下には小さなタッチパッドと左右ボタンがある

 Surfaceの売りである、キーボード付きのTouch Coverの使い勝手はどうだろう? 率直に言えば、本気で長文を入力するには慣れが必要だが、ツイートやメール程度なら問題ないという印象を受けた。

Touch Coverのキーはわずかな膨らみがあるだけだし、押しても凹んだりはしないのでタイプ感はないも同然

 Touch Coverのキーボードは、膨らみのあるタッチセンサーが並んでいるだけといったもの。当然ながらパソコンのキーボードのようなタイプ感は望むべくもない。だが、キーピッチは上下とも約18mmとそれなりのサイズがあり、タッチすると「ピッ」と音が鳴るので、タッチタイピングができないというほどでもない。少なくともスクリーンキーボードを使うよりははるかにマシだ。本体+カバーの重さや携帯性のまま、簡易キーボードまで使えると思えば十分だろう。

 タイプ感を重視するなら、オプションの「Type Cover」を選ぶといい。厚さ5.8mm、重さ約218gでアイソレーションタイプのキーボードを備えたカバーで、価格は129.99ドル。Touch Cover単体の価格に+10ドルで手に入る。

こちらがType Cover装着状態

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