楽天は1日、電子書籍サービス「楽天kobo」に対応した新しい電子書籍リーダー「kobo glo」と「kobo mini」を発表した。価格はkobo gloが7980円、kobo miniが6980円。
kobo glo(コボ グロー)は、ディスプレーに6インチ/758×1024ドットの電子ペーパー(E-Ink Pearl)を採用する電子書籍端末。従来機種の「kobo Touch」と比べて、端末にフロントライトを内蔵することで、場所を選ばずに見やすい画面表示を実現する。重さは約185gとkobo Touchと同等になっている。
内蔵ストレージは2GB(うち使用可能領域1GB)で、テキストベースの書籍なら約1000点、コミックでは20~50点の保存が可能。外部ストレージとしてmicroSDメモリーカードに対応しており、データ量の多い漫画でも多くの冊数を保存できるとしている。通信機能はIEEE 802.11b/g/nを内蔵。無線LAN接続を設定すれば、パソコンと接続しなくても本体のアクティベーションが可能である。本体のカラーバリエーションは4色を用意する。
発表会場で展示されていた実機を試用してみたところ、確かに初代kobo Touchと比べて、フロントライトにより視認性が大きく向上しているのが感じられた。また内蔵のプロセッサーなどスペック面の向上により、特にコミックのページ送りが高速になり、快適に読み進められるようになっている。
kobo miniは5インチ/600×800ドットの電子ペーパーを採用する、より小型の電子書籍端末。幅102×奥行き133×高さ10mm、重さは約134gと、手の平サイズの小型軽量端末になっている。無線通信機能や内蔵ストレージについてはkobo gloと同等だが、フロントライトやmicro SDカードスロットは備えていない。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。
kobo gloは本日から予約受付を開始しており、11月15日から出荷開始の予定。kobo miniは12月中旬に発売の予定。
gloとmini以外の製品および、マルチデバイス対応についても言及された。海外ではすでに発売されている、カラー液晶ディスプレー採用のタブレット端末「kobo arc」は、近日中に日本にも投入の予定とのこと。またAndroid端末用のkoboアプリについては年内に、同じくiOS用アプリについては近日中に提供の予定とのことだ。