育成ゲー好きにこそ本作をオススメしたいと思うゲームなのですよ
で、本作は今しがた紹介した4人のキャラクターからをプレイヤーが育成し、好きな色に染め上げていくわけです。その育成要素というのが、取ってつけたようなものではなく、プレイヤーの個性がかなり反映されるシステムになっています。これが実によくできているッ!
ではどうやって育てていくか。本作の育成の軸となるのは2種類。“レベルアップ時のスキル取得による育成”と、“さまざまな条件を満たすことで得られるトークンによる育成”です。
スキル取得による育成は、前作と同じもの。それぞれの特色を伸ばしたり、キャラクターの基礎能力を底上げするものが多いです。1回の強化で目に見えて効果が出るものも少なくありません。育成の仕方によっては、ガラリとプレイスタイルが変わることでしょう。
とは言え、あまり慎重になる必要はありません。スキルは振りなおすことができるので、「育成失敗しちゃったぜ……。オロロォォォォン!」と嘆く心配もないんです。逆に考えましょう“失敗しちゃってもいいさ”と。何度も何度もスキルを振りなおして「これだ!」と思えるスキル振りのバランスを探し出すことこそが楽しいんだと。
実はこれ、ヒジョーにナイスなシステムだと個人的には思います。育成ゲーにおける最大の楽しみは、“最高の数値を目指して育てていく過程”であり、育成ゲーにおける最大の悲しみは“数値が最大に達してしまったこと”だと思うんです。このゲームは、その“数値が最大に達してしまう悲しみ”を上手に回避しているな、と思います。各プレイヤーごとに“最良のスキル振り”はあっても、“最高のスキル振り”というのはない気がします。
次にトークンによる育成について。こちらは、各種チャレンジを達成することで上昇する“BadassRank”に応じて取得できるトークンを使用してパラメータを上げる育成方法です。
スキルによる育成に比べると1回の変化はわずかなものですが、チリも積もればなんとやら、ゆっくりと、しかし確実に、着実にプレイヤーの好みを反映させられます。こちらはキャラクターの基礎能力の底上げにウェイトを置いたものが多いです。1回や2回のトークン強化では実感しづらいかもしれませんが、10回、20回と重ねていけば、効果を実感できるようになると思います。トークンによる育成は、1回の効果が小さいですが、いろいろと考えながらやってしまいます。
ちなみに、トークンによる強化は1つのアカウントの中であれば、キャラクターで共有した状態になっています。例えばアクストンで数時間プレイして、「やっぱマヤちゃんで遊びたいわ~」という時でも、アクストンを数時間プレイして獲得したトークンは、マヤでも効果を発揮します。トークンを取得しまくった状態で始めると、思わず「こんなんチートや!」と言いたくなるくらいメチャクチャ強いレベル1がそこにいることでしょう。ただし、そこまで行くにはかなりのやりこみが必要となりますが……。
てけおんは1人でなんでもできる万能タイプで、どちらかと言うと防御と回復を重視した“死ににくい”キャラクターを育成する傾向にある気がします。同じく電撃オンライン・洋ゲー斑のゴローは、“力こそパワー!”というわっかりやすい脳筋キャラが好きなので、攻撃系のスキルに全振りしている感じですね。
ここではまだまだ紹介していない要素がたくさんありますが、気になる人は電撃オンラインで展開中の特集ページをご覧ください! 特集ではより深い紹介記事や、本作を遊んだ編集者たちによる座談会が楽しめますヨ。さて、てけおんは、早いところ2週目まで進めたいと思います。いろいろな“ごほうび”が待っているはずですので!
また、年末年始特別企画“ゲームやろうぜ!キャンペーン”もお忘れなく。年末年始(2012年11月1日~2013年2月28日)にプレイしたいゲームと、他の人にプレイしてほしいオススメゲームを教えてくださいね~。さて次回のコラムでは、別の電撃オンライン編集部メンバーがオススメソフトを紹介してくれます。はたして誰なのか? てけおんも知りません(笑)。それでは次回もお楽しみに~。
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