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キヤノン「imageFORMULA DR-P208」新登場 第3回

“紙をスキャンした情報と、ウェブからクリップした情報”のごった煮から創発が生まれる

夏野剛氏「ドキュメントスキャナーは自分専用の武器だ!」

2013年01月15日 13時00分更新

文● 二瓶 朗、まつもとあつし 撮影●曽根田元

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トレーを閉じるとフラットなバー状態になり、持ち運びも簡単。このときのサイズは幅312.5×奥行き55.5×高さ40mm

年明けから「DR-P208」を大活躍させる方法

 「DR-P208」が活躍しそうな例としてまず思い浮かんだのが確定申告用の資料整理だ。1年分の領収書や光熱費振込書類の整理などというものは苦行でしかないわけだが、確定申告の締め切りである3月に入ってから慌てても遅い。

 だからこそ日常的に領収書などをスキャンしてデータ化しておきたいもの。もちろん領収書など申告に必要な書類は原本も保存しておかなければならないが、確定申告書類の記入時に何十~何百枚もの原本をとっかえひっかえ確認するよりも、現物を漁ることなくスマホやタブレットから手軽に確認したほうが早く済むのは自明というものだ。

 また、仕事机周りを整理したとき、1年間で手にした名刺の枚数にも驚く。さらに年明けといえば年賀状の束も積み上がる。名刺にしても年賀状にしても、溜まるわりにはなかなか捨てるに捨てられず、始末に困る……という人も多いのではないだろうか? このときにも役立つのが「DR-P208」だ。

PCからは、専用アプリ「CaptureOnTouch」でスキャンが可能。細かな設定は手間だという人のため、フルオートでスキャンを行なえる「フルオートモード」も搭載している

読み取りたい書類をセットして(ここでは領収書)ボタン1発。カラーやサイズの自動判別機能を備えているので、あとはおまかせで両面スキャンが完了する。スキャン後はプレビュー確認もできる

 そして、用紙サイズの自動検知、斜行補正、カラー・グレー・白黒自動判別(Macはカラー・グレー自動判別)、文字向き検知、白紙スキップといった強力な支援機能を持つ専用アプリ「CaptureOnTouch」をPCにインストールすることによって、利便性が大幅にアップする。

 スキャン後の処理も「CaptureOnTouch」で万全だ。PC、メール、クラウドサービスへの送信はもちろん、印刷や指定したアプリで開くことなどが可能になる。

 なかでも、OCR処理をかけて書類上の文字検索を可能にする「サーチャブルPDF」は、書類をデジタル化する上で、もはや必須機能だ。デジタル化最大の恩恵は、書類の山をひっかき回さずとも“検索一発で目的の書類を見つけられる”ことにあると言っても過言ではないので、「サーチャブルPDF」は可能な限りONにしておきたい。

 さらに、写真のスキャン能力も必要十分だ。裏が写真になっている年賀状や、今となっては希少な“紙焼き写真”もデジタル化して残せる。

詳細設定画面で、「画像処理」タブの「写真モード」にチェックを入れれば、黒ツブレや白トビを抑えてスキャンできる

 もちろん名刺やプラスチックカードといった定型書類以外のスキャンにも適しており、特に厚みがあるエンボス加工されたカードも読み取れるのはありがたい。

 モバイルタイプながら10枚連続スキャンOKのADF、そして1パス両面スキャン機能といった据え置きタイプと同等の機能を備えていることもあり、セットからスキャンまでの手数を抑えて、書類を一気にデジタル化したい場合でも作業が滞ることはない。

 なお、「DR-P208」はWindows 8にも対応しているので、「年明けから心機一転、PCをWindows 8マシンに買い替えるんだけど……」という人でも安心だ。

 領収書や年賀状、名刺の片付けに確実に実力を発揮するだろう「DR-P208」。もちろん、モバイルワーカーの敵である、日々溜まる書類をデジタル化してモバイル端末に詰め込むことにだって役立つ。「そろそろドキュメントスキャナーを……」と考えているなら、まずは「DR-P208」の導入を検討してみてはいかがだろうか?

提供:キヤノン電子/キヤノンマーケティングジャパン

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