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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」第5回

スマホとタブレットを無理に分けず、買うべきものを見つけたい

2012年11月01日 12時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura

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 週明けのサンフランシスコはお祭り騒ぎでした。

 10月28日日曜日に、デトロイトで行なわれたメジャーリーグ・ワールドシリーズでサンフランシスコ・ジャイアンツが勝利を収め、今シーズンの制覇が決まりました。夜中まで街中では「平和的に」人々が騒いだと伝えられています。この「平和的」の意味は、クルマをひっくり返したり、火事を起こしたりしなかったという意味。街中でお酒を飲んで夜中まで騒いだり、ATMをペイントスプレーで塗りたくるといったことは、「平和的」の範疇だったようです。

26日にSurfaceが発表された米国では、それ以外にもさまざまな「嵐」が吹き荒れました

ジャイアンツ優勝の夜が明けて、ハリケーン「Sandy」が最接近

 お祭り騒ぎの夜が明けて、心配されるのは米国東海岸へのハリケーン「Sandy」の接近です。ワシントンDCやニューヨークに、950hPaの中心気圧を持つ熱帯性低気圧が接近、上陸しようとしているのです。ニューヨークと言えば北緯41度、青森県と同じほどの緯度にある都市です。そこに強い勢力を保って迫っていると考えると、だいぶ日本の台風事情とは違うことが分かります。

Sandyの軌跡。東海岸を舐めるように動いています(米国国立気象局データ)

 日本でも発達した熱帯低気圧に「○○号」と数字で命名するほか、近年ではアジア一帯の国の言葉で名前を付けている習慣も定着してきました。ちなみに日本語の名前は星座名が与えられています。米国の場合は女性の名前。Twitterでは「#Sandy」でメディアがハリケーン情報を伝えており、米国にたくさんいるであろうサンディさんは自分が悪さをしているような感覚になってしまいそうですね。

 Sandy最接近の前から、ニューヨーク・マンハッタン西岸を流れるハドソン川はあふれ気味。こうした写真はInstagramやTwitterなどで伝わってきます。交通機関は全て止まり、浸水がより心配されるマンハッタン南部にあるウォール街での金融取引もストップ。ニューヨークやワシントンを始めとする米国の政治・経済の中枢は、嵐が去るまで息を潜めるようにして、その通過を待ちました。


嵐が吹き荒れる中、モバイル新製品が続々アナウンス

 ハリケーンの影響で、10月29日に予定されていたニューヨークのイベントをキャンセルしたGoogle。思えば、昨年10月のNexusイベントも中止となっており、どうしても秋の新製品発表はうまくいかないところがありますね。今年は新製品が予定通り発表され、Android 4.2を搭載するLGの「Nexus 4」、Samsungの「Nexus 10」が登場しました。いずれもメーカーのカスタマイズが施されていない、純粋なAndroid 4.2が利用できるデバイスです。

●Android 4.7型「Nexus 4」

Nexus 4。日本での発売は未定です

 4.7型、760×1280ピクセルのディスプレーを持つNexus 4は、前面から側面に回り込んでいくガラスと、直線的で、キラキラする反射を楽しめる背面が特徴。クアッドコアのプロセッサー、2GBのメモリ、800万画素のカメラを備え、Androidデバイス最高峰の性能を確保しています。写真を集めて360度パノラマの写真を作れる「フォト・ソフィア」、キーボードをなぞりながら入力する「ジェスチャー・タイプ」など、Android 4.2の性能を存分に楽しめるデバイスに仕上がっているはずです。懸念事項はLTEに対応していないこと。こちらはSIMロックフリーモデルの8GBで299ドルから。

●Android 10.1型「Nexus 10」

Nexus 10。日本では3万6800円です

 一方、Nexus 10はSamsung製のタブレット型デバイス。GALAXY TabはiPadと市場だけでなく法廷でも激しく争っている最中ですが、Nexus 10は性能面で非常に大きなアドバンテージを得ようとしています。ディスプレイは10.1型、2560×1600ピクセルで299ppi。iPad Retinaディスプレイモデルの264ppiをしのぐ高精細なディスプレーを採用しました。こちらもAndroid 4.2を搭載し、Wi-Fiモデルのみで16GBが399ドルから。

●MicrosoftはWindows Phone 8関連も

 さて、26日、Surfaceをニューヨークで発売し、ハリケーンSandyから逃げ切ってイベントを開催できたMicrosoftは、同日、今度はWindows Phone 8に関するプレゼンテーションを行ないました。Windows 7.5を踏襲するOSのデザインは、先週発表されたWindows 8と共通の世界観を体験できます。NFCへの対応や、子供対応の「Kid's Corner」、ゲームの強化などが発表されています。

 こちらはNokiaやHTC、Samsungのデバイスが紹介され、iPhoneやAndroidと違う、ポップなカラーのスマートフォンがラインアップされていますが、日本のユーザーが利用できるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。個人的にはWindows Phoneの考え方やデザインが好きなので残念ではあります。

日本ではSurface同様、Windows Phone 8に触れられる日はまだ遠そうです

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