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iPad miniだけではなかった

クリスマス商戦に向けてアップルが怒濤の新製品発表

2012年10月24日 14時00分更新

文● 林信行

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 アップル本社近くのカリフォルニア州サンノゼ市にある劇場で、アップルが新製品発表会を行なった。発表会では、まずはMacの新製品として新型「Mac mini」と新型iMac、そして「Retinaディスプレイ」採用とともに薄型化した13インチのMacBook Pro、「13インチ MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」を発表。

「13インチ MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」は、最大解像度2560×1600ドットの「Retinaディスプレイ」(IPS方式、227ppi)を搭載。大型テレビで一般的なフルHD(1920×1080ドット)をはるかに超える解像度だ

第3世代Coreを採用し、従来モデルに比べ最大2倍の高速化を果たした新型「Mac mini」

操作していない時の電力消費量はなんと11W未満。世界で一番エネルギー効率の高いデスクトップコンピュータであることが明かされた

 iMacは光学式ドライブを取り除き最薄部が5mmという薄さの製品で、中にはフラッシュストレージと大容量HDDを組み合わせた「Fusion Drive」(フュージョンドライブ)を搭載。

21.5/27インチ「iMac」は、光学式ドライブを取り除き、最薄部5mmという薄さを実現。21.5インチiMacの直販価格は、Core i5(2.7GHz)モデルが10万8800円、Core i5(2.9GHz)モデルが12万8800円。27インチiMacは、Core i5(2.9GHz)モデルが15万4800円、Core i5(3.2GHz)モデルが16万8800円

HDDとフラッシュストレージを組み合わせたストレージ「Fusion Drive」を利用可能だ

 その後、インターネットでも噂になっていた7.9インチ「iPad mini」が登場。最新CPU「A6X」を搭載し、ドック端子の代わりにLightning端子を備えた第4世代「iPad Retinaディスプレイモデル」も発表した。

「iPad Retinaディスプレイモデル」は、クアッドコアグラフィックス搭載のデュアルコア新CPU「A6X」を採用し、従来モデルに比べ最大2倍のパフォーマンスを実現。Wi-Fiモデルの価格は、16GBが4万2800円、32GBが5万800円、64GBが5万8800円。Wi-Fi+Cellularモデルは、16GBが5万3800円、32GBが6万1800円、64GBが6万9800円

噂されていた「iPad mini」が明らかに

「iPad mini」の本体サイズは、横幅134.7×縦200×厚さ7.2mm。iPadよりも23%薄い。Wi-Fiモデルの重量は308gで、iPadに比べ53%軽量化している

カラーバリエーションは「ホワイト&シルバー」「ブラック&スレート」

iPadの9.7インチに対して、「iPad mini」は7.9インチと表示領域が狭くなっているが、解像度はiPad 2と同等の1024×768ドットを実現している

 なお、日本に関連する重大発表としては、電子書籍サービスの「iBooks」が日本語の縦書き表示に対応したことのほか、新たにソフトバンクモバイルに加え、auからもiPad mini/iPad Retinaディスプレイモデルが発売されることが発表された。

「iPad mini」「iPad Retinaディスプレイモデル」は、11月下旬よりソフトバンクモバイルおよびauから発売される予定

 講演の詳細や新製品のディテールについては後続の記事で詳しく紹介する。


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