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SAP HANA Cloudの計画も披露

非圧縮の1PBデータを瞬時に処理!SAP HANA大幅強化

2012年10月23日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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10月22日、SAPジャパンはインメモリデータベースであるSAP HANAのプラットフォームを大幅拡張。また、インメモリー技術を採用した次世代クラウドプラットフォームであるSAP HANA Cloudの計画を発表した。

SAP HANAプラットフォームの強化

 最新のSAP HANAは100ノード、100TBのインメモリーシステムで、1.2兆レコードに相当する1ペタバイトの非圧縮生データを保持できる。この規模は1日平均3億2800万回のトランザクションを処理する大企業の約10年分に相当するという。また、性能試験によれば、営業および物流関連のアドホックのクエリに0.43~0.50秒の短時間で応答し、複数の期間を対象とした複雑な年次比較のトレンドデータでは1.2~3.1秒という結果を出したとのこと。

 SAP HANAでは新たにアプリケーションサーバーの機能をサービスとして実装し、SAP HANA内に組み込んだ。これにより1つのインメモリープラットフォーム内でアプリケーションとデータの処理の間の無駄を省いて合理化。さらに、「SAP HANA Studio」の新たな強化機能により、開発者は統合開発環境(IDE)を使って、データ処理にはSQLScript、ロジック制御にはJavaScript、およびユーザーインターフェイス(UI)表示にはHTML5を同じツールセットを使用して開発を行なうことができる。

 SAP HANA Studioには今後、モデリングとデバッグ作業の際の使いやすさの改善、および新しいチーム開発環境によるコラボレーション機能のサポートが含められる予定。またリボジトリ用のブラウザ、プロジェクト・エクスプローラー機能、およびSAP HANA内においてネイティブなソースコードリポジトリの追加も計画されているという。SAP HANAにおけるアプリケーションサービスの拡張は、ODATA、ATOM、JSON、XML、XMLAなどの新しく利用可能になったデータアクセスを経由したサービスとして提供される予定。

SAP HAHA Cloudの計画も披露

 また、インメモリー技術を採用した次世代クラウドプラットフォームであるSAP HANA Cloudの計画を発表した。SAP HANA Cloudの一部でオープンスタンダードに準拠したアプリケーションサービスである「SAP NetWeaver Cloud」では、従来の90日の制限を撤廃し、無料、無制限のライセンスを開発者向けに提供することを発表。さらにSAP HANA Cloudの初の製品としてAmazon Web Services (AWS) Cloud上での本格運用について認定を受けた「SAP HANA One」を本日より提供開始した。

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