レノボ・ジャパンからWindows 8の魅力を存分に堪能できる、Ultrabook「IdeaPad Yoga 13」(以下Yoga)が発表された。
Yogaの魅力は、独特なヒンジ機構にある。クラムシェルを開く、従来のノートパソコンのスタイルとタブレットをどう両立が、Windows 8世代の課題。この点に各社が様々なアイデアを投入しており、液晶ディスプレーがスライドしたり、外れたりと、まるで中国雑技団ではないかと思うほど、様々な変化を楽しめる。
そんな中、レノボが選択したのが、液晶ディスプレーを後ろに倒して、そのまま360度回転させてしまうというスタイル。これを編集部では“エビゾリ”タイプと呼んでいる(いま呼ぶことにした)。
「名は体をあらわす」という慣用句があるが、Yogaという名称は、このハードウェアの特徴をうまく表現している。覚えやすく直感的であり、なかなか秀逸なセンスと言えそうだ。
開封の儀をおろそかにしない
Yogaの筐体について見ていこう。その前に、外箱についてコメントする。キレイな化粧箱の中に、本体と付属品(ACアダプター、ケーブル、マニュアルなど)が箱に収まって配置されており、内容物が一見して分かりかつ、こぎれいに整理された印象を受ける。
筐体の美しさにこだわる製品は多いが、ユーザーの期待感が最も高まる「開封の儀」をおろそかにするのでは、魅力も半減……というのが個人的な意見なので、この点は非常にすばらしいと感じる。
Yogaには2色のカラーバリエーションが用意される予定だが、今回レビューするのは11月上旬に先行して販売が始まるシルバーグレーのモデルとなる。鮮やかな雰囲気のクレメンタインオレンジは少し遅れて12月の発売になる見込みだ。
