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プリンストンのデジギア道 第7回

iPhone 5にケースは必要or不要!? 編集部で激論を交わしてみた

全17種用意した個性派iPhoneケース「Watever It Takes」

2012年10月25日 11時00分更新

文● カリー 写真●篠原孝志(パシャ)

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恵まれたiPhoneなんだから、ケース選びの楽しさを満喫すべし

小林 そもそもAndroid端末にはないiPhoneの魅力って、カバーの種類が豊富って点だと思うんですよ。

さっそくiPhone 5にGreen Dayバージョン(WAS-IP5-GGD01)を装着して、外観のイメージを確認している小林。

カリー うっそ。

小林 俺がiPhone 5を超欲しいと思った理由がまさにそう。

カリー えええええ。そんな女子高生みたいな動機ってアリなんですか……。

比嘉 いや、それはカリーさんがAndroidの世界を知らないだけじゃないですか?

村山 Androidは各社から多くの端末が出てるので、サードパーティーも全部は作りにくいんですよ。3種類ぐらいしか販売店に置いてないって状況もざらにあります。

冷静にスマホを取り巻く環境を解説する村山。カリーさん包囲網(?)が出来上がりつつある

カリー えっ。じゃあシャレオツな感じのケースは選べないっていう?

小林 この前買った某Android端末では巨大なケースしか売ってなくて、仕方なくそれを付けてる。「確かに保護性は高いが……」みたいな気持ち。

カリー なるほど。じゃあむしろiPhoneを買ってるのに、なぜケース選びの楽しさを知ろうとしないのかという話。

小林 そういうことだよ。

じつはスマホのケース事情に疎かったカリーさんを詰問する小林と比嘉。裸派が多いと信じていたカリーさんはタジタジの状態

カリー うーん、iPhone 5では背面がツートンカラーはデザイン的に好きじゃないって声もありますしね……。

村山 そうかも。僕が買った黒モデルはまだ気にならないけど、やっぱりあまりカッコいいものじゃない。

カリー 高級感って点でいうと、4と4Sは背面がガラス仕上げでモノとしてそのまま見せたい感覚がありました。

遠藤 5は意外に普通なんですよ。明らかに機能的には不要な裏面ガラスも止めっちゃって、大衆化したともいえるんじゃないかな。

小林 だから気に入らない人なら、なおのことケースを付けて隠せばいいでしょう。透明なケースを選んじゃうと背面が見えてしまうので、「Watever It Takes」みたいな全面に絵柄が入ったタイプの方がいいかもね。

今回、プリンストンテクノロジーから借りてきたKaty Perry(左)、Green Day(中央)、Coldplay(右)の3種類。「Watever It Takes」シリーズは全部で17種類ラインナップされている

遠藤 iPhone 5は、より修理をしやすくしたデザインだって話もあるからね。例えば、バッテリーひとつ交換するのでも初代のiPhoneよりものすごく手順が減っているって、iPhone 5を分解したサイトで語られていた。

カリー おおおっ。

遠藤 しかも底部のネジを取ってから、最初に外すのが液晶のガラスなんだよ。吸盤みたいなのを引っ付けるとポンと取れる。要するに、液晶を割る人が多いから、そうしたデザインにしてるんじゃないかって。iPhoneがこれだけ世界中で売ってるようになると、コストを抑えるためにもメンテナンス性の高さが重要になってくる。

カリー そういやアップルも、Retinaディスプレイでタッチ用の電極の層を液晶と一体化したことを強調してましたね。それで薄くできたみたいな。

遠藤 1年で2億台ぐらい売るわけですから、パーツひとつ減るだけでも利益が全然変わってくる。マクドナルドのハンバーガーも、バンズの直径が3.5インチで統一されていて誤差が少ない。それはあまりに企業が大き過ぎて、ちょっとサイズが違うだけでも最終的なコストに跳ね返ってくるから。巨大なものほど精度が求められるっていうね。

本領を発揮する角川アスキー総合研究所の遠藤所長。ビジネス的な観点からiPhone 5が語られる。知らぬはカリーさんだけ?

カリー iPhone 5のデザインって、何となく前のデザインに飽きられそうだから変えたってわけじゃないんですね。

村山 んなわけないでしょう……。

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