このページの本文へ

このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第28回

30Mbps以上連発! 爆速スマホ・ソフトバンク「STREAM」

2012年10月19日 12時00分更新

文● ヤシマノブユキ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ハイスペックだと気になるのがバッテリーの持ち

 最薄部9.9mmとスリムながら、バッテリーパックの容量は1930mAhと大きい。この薄さでこれほどの大容量を実現できたのは、リチウムイオンよりも薄くしやすいリチウムイオンポリマーを採用したためだ。

付属のリチウムイオンポリマーバッテリーは、厚さ5.8mmと薄型ながら、1930mAhと大容量

 スペック上、連続待受時間は3Gで約420時間、4Gで約178時間と2倍以上の差があるが、データ通信の場合はどうか。本連載恒例のバッテリーベンチを計測してみたところ、3Gは255分(4時間15分)、4Gは218分(3時間38分)で、待受時間ほどの差は見られなかった。なお、4Gは設定でオフにすることもできる。通信速度を優先するなら4Gもオンにし、バッテリーの持ちを優先するなら3Gのみオンにする、といった具合に使い分けられるのもいい。

バッテリーベンチ計測条件

 3Gと4Gでフル充電からYouTube HD動画を連続再生し、バッテリーが切れるまでの時間を計測。画面輝度は最大で常時点灯。音量は最小でスピーカーを使用。Wi-Fi/Bluetooth/GPS/アカウント同期はオン。省電力モードはオフ

必要に応じ、設定で4Gと3Gを切り替えられる

世界最速の起動時間を誇る

 ユニークなのが「高速ブート」という独自の起動モード。電源投入からOS起動までの時間が、実測約5秒と驚異的に速い。メーカーによると「起動時間は現時点で世界最速」という。これを実現できた理由は「起動手順を独自に調整したのと、PCのスリープのような状態を維持しているため」。マニアックな機能に思えるが、実は飛行機や病院、映画館などで電源を切ったあとに、すばやくスマホを利用できるので、想像以上に恩恵を受けられる。

電源投入から起動までの時間
高速ブートOFF時:約24秒
高速ブートON時:約5秒
再起動の場合
高速ブートOFF時:約23秒
高速ブートON時:約20秒

 なお、PCのスリープのような状態を維持するために、ごくわずかな電力を消費するが、スペックに現われるほどの顕著な差はないので実用上は問題ない。高速起動よりも消費電力が気になる場合は「設定」アプリ→「高速ブート」を「OFF」に切り替えればオーケーだ。ちなみに、再起動の場合は高速ブートの効果はほとんどなかった。

高速ブートのオンオフは設定で切り替えられる

  スペック概要
メーカー ファーウェイ
ディスプレー 4.3型有機EL
画面解像度 540×960ドット
サイズ 約65×133×9.9mm
重量 約131g
CPU Snapdragon S4 MSM8960 1.5GHz
(デュアルコア)
OS Android 4.0
(4.1アップ予定)
メモリー容量 ROM:4GB/RAM:1GB
4G対応 下り最大76Mbps(AXGP)
プラチナバンド
3G下り最大速度 42Mbps
(DC-HSPA+)
無線LAN 2.4GHz対応
カメラ画素数 リア:約800万画素CMOS(裏面照射型)
イン:約130万画素CMOS
バッテリー容量 1930mAh
FeliCa ×
ワンセグ ×
赤外線 ×
防水 ×
連続待受時間
(3G/4G)
約420時間/約178時間
連続通話時間 約650分
カラバリ フレイムブラック/ライトニングブラック

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン