レッツノートは壊れない! 海外出張ならまずカバンに放り込め
―― なるほど。話はちょっと変わりますが、西田さんのレッツノート歴は?
西田 「じつは、Windowsが入っていて常に持ち歩けるノートパソコンを使い始めたのは、パナソニックのプロノートミニからです。1996年に買ったのかな。レッツノートになってからは、まずR1を買ってますね。それから3世代に1台ぐらいずつ買い換えています。
とはいえ、正直なところ、レッツノートはメインではなく常にサブとして使っているんです」
―― サブでレッツノートを選ぶ理由は?
西田 「壊れない! たとえば海外出張で2台放り込んでいくときに、2台目として選べば、レッツノートがダメになっていることは絶対にない。さすがにありませんけど、最悪、預け入れ荷物にノートパソコンを詰めることになってもレッツノートならまあ、大丈夫」
―― しかもHDDではなくSSDモデルを選ぼうものなら……。
西田 「まず大丈夫。他のノートで預け入れ荷物行きは怖い」
―― 『CF-AX2』になって、ご自分の使い方には合ってますか。
西田 「そうですね。自分の使い方という意味で言うと、最近割と多くなってきたのが、PDFの上に書き込みをして返すとか」
―― いわゆる“ゲラに赤を入れて戻す”際ですね。
西田 「以前は、紙に書き加えてスキャンして返してました。……今でも覚えているんですけど、アメリカの出張中に単行本のゲラをどうしても返さなきゃならなくなって。でもゲラが届くタイミングがアメリカに行っている最中だったんです。
だから日本を出ていくときにどうしたかというと、小さなペンタブレットを抱えて行って、ホテルでつないで、ゲラのPDFに書き足していたという(笑)」
―― それは貴重な経験ですね(笑)
西田 「その後、タブレットが本格的に登場して、やっと画面に直接書き込めるようになったわけです。よく考えると、他人に資料を見せたり、プレゼンするときも、紙に『この部分が……!』とか言いつつペンで丸を描いたり、価格を書き込んで見せますよね。
となると、むしろ今はタッチ画面はあったほうがいい。ビジネスユースで考えてもパワポに書き込んで説明することは普通なので、わざわざノートとタブレットを両方持ち歩くなら『CF-AX2』1台で済むのはいいですよね」
―― しかも壊れない。プレゼン途中にバッテリーが減っても最悪ホットスワップでバッテリー交換できる
西田 「ええ、ええ。これでもうちょっとWindows 8のModern UI Styleに対応したアプリが増えてくると、さらに価値が高まってくると思いますが。そこがちょびっと残念かな」
―― どんなアプリが出ると便利だと思いますか。
西田 「まず情報系が足りない。たとえばiOSでいうところのFlipboardみたいな。フィードとかが全部溜まっていて、移動中にぱっぱっぱって読んでいけるようなアプリが欲しかったり。後はGoogle系のアプリのModern UI Style版が欲しいですね。Gmailとか。
アノテーションとかそのへんはNote AnytimeのModern UI Style版が出るので、それを入れると超便利になる。Officeが入ってない! なんてときもPDFの上には書き込めるし、プレゼン用の図を適当に書いてみたりできる。作者のMetaMojiさんが死ぬ思いで作ってくれたおかげで日本のWindows 8のマシンのUIはかなり高まったと言えますね」
―― なるほど。では最後に1つだけ。タッチパッドの形状変更についてはいかがでしょう。
西田 「スクロールなどに関しては丸形のほうが上だと思いますが、じつはレッツノートにおいても、丸形から変更すべきだと、ここ数年思っていたんです。それは、タッチパッドの使い方がマルチタッチの登場で変わってしまったからです。しかもWindows 8ではチャームを出したり、アプリを切り替えるなどの操作も必要ですからね。
レッツノートのヘビーユーザーは違和感を覚えるかもしれませんが、そんなに嫌がる必要はないですよ。2本指で“すら~”っとやるのも便利ですから(笑)」
ついに発売した「CF-AX2」! あなたの感想を聞かせてください
さてさて、本誌含めた巷の「CF-AX2」情報を耳にした読者のみなさん、アナタはこの新レッツノートに何か言いたいことはありませんか? 率直な感想、突っ込み、厳しい意見、等々あるかと思います。ましてやレッツノートユーザーなら、開発者陣に伝えたいひと言、激励、意見なども諸々溜まっているのでは。
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