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業界人の《ことば》から 第12回

ソフトバンク・孫正義社長:

男子として生まれたからには世界一になりたい

2012年10月23日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

「今日からは、世界第3位の携帯電話会社となり、新たなステージでの議論を始めることになる」

(ソフトバンク・孫正義社長)

日本経済史上、最大規模の買収で世界第3位の携帯電話会社に

 ソフトバンクは、米スプリント・ネクステル・コーポレーションの株式を70%取得し、買収すると発表した。

日本経済史上最大規模の買収を発表したソフトバンク・孫正義社長

 買収金額は約201億ドル(約1兆5790億円)。約6割に当たる約121億ドル(約9469億円)によって、スプリントの既存株式を取得。さらに、新規に発行される株式をソフトバンクが80億ドル(約6240億円)で取得し、これによって、7割の株式を取得することになる。  200億ドル規模の米国企業の買収は、「日本経済史上、最大規模のものになる」と孫社長は語る。

 今回の買収によって、ソフトバンクは、移動体通信事業者としては2012年1~6月期の売上高で2兆5000億円を誇り、チャイナモバイルの3兆3000億円、ベライゾンの2兆8000億円に次ぐとともに、AT&Tと肩を並べて、世界第3位の規模になる。

 10月上旬のイー・アクセスの買収の際には、同社およびすでに傘下に収めているウィルコムの契約数をあわせて、僅差でKDDIを抜き去り、国内2位となったが、「これは誤差の範囲の議論」と一蹴。「今日からは、世界第3位の携帯電話会社となり、新たなステージでの議論を始めることになる」とした。

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