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すべて見せます! 「iPhone 5」&「iOS 6」総力特集 第33回

徹底レビュー! 「iPhone 5」の実力を探る【iOS 6編】

2012年10月14日 15時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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細かなアップデートが満載で、使い勝手向上
「共有フォトストリーム」に「VIP」機能、ユーザー辞書登録

 iOS 6は、細かなアップデートが多い点が特徴で、どれも便利だ。ここでは「写真」アプリの共有フォトストリーム機能と、「メール」アプリのVIP機能、ユーザー辞書登録をチェックしてみよう。「カメラ」に追加されたパノラマ機能は次回紹介する。このほか、ミュージックのボリュームスライダーの飾りが、iPhoneの角度によって反射が変化するといった遊び部分などもあるので、探してみるのもいいだろう。

 共有フォトストリームは、従来の「フォトストリーム」の拡充にあたり、iCloud.comのストレージを利用して、写真を公開したり、特定の人と共有したりできるというもの。Picasaなど他サービスではすでに当たり前だが、iOS上でスムーズに行なえる点や連絡先を利用してのシェアなど、使い勝手のよさはAppleらしい作りといっていい。

「共有フォトストリーム」の設定は、簡単な追加設定をするのみ。特定の人とやり取りする場合、対応環境がiOS 6デバイス/OS X Mountain Lion/Apple TVユーザーとなっているため、「公開Webサイト」機能による共有のほうが楽な感じ

定番の撮影地機能は便利なのだが、フォトストリーム間の位置情報は参照してくれないようだ

 ただ、基本的にiOS 6デバイス/OS X Mountain Lion/Apple TVユーザー間でのシェアが中心で、微妙に使いにくい一面がある点は覚えておこう。「公開Webサイト」機能で設定したURLは、自由に検索可能というわけではなく、リンクを知っている人のみが閲覧可能という仕様だ。

共有フォトストリームの「公開Webサイト」機能で設定したURLにアクセスしてみたところ

複数メールアカウントがあるなら
VIP機能を活用すべき

 VIP機能は「メール」に追加されたもので、任意のメールアドレスからの受信をVIPフォルダーに表示するというもの。登録している自分のメールアカウントのひとつ上のフィルタリングとして動作し、1回設定すれば複数メールアカウント共通で機能する。例えば、プライベート用、会社用など、複数メールアカウントを併用している状態で、それぞれ重要なメールが届く場合に重宝する機能だ。設定自体もカンタンなのでチェックする部分は少ない。

VIP機能は差出人情報にある「VIPに追加」をタップするだけ

ユーザー辞書の登録が手軽に

 ものすごく地味な機能だが、ユーザー辞書の登録も見逃せない。文字を入力する際に範囲選択アクション時に行なえるようになり、利便性が向上した。コピーや全選択のコマンド表示にセットで表示されるため、従来のようにイチイチ「設定」側から登録するといった手間がなくなっている。

範囲選択するとユーザー辞書にサクっと登録できる。いまさら感はあるが、便利なのでよしとしたい


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