「LuvBook L」ロードテスト

PCに詳しくない人にもおススメ

【西牧活用講座】Core i7搭載で「ながら」作業も安心なLuvBook L

文●西牧裕太

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長時間の映画観賞にも耐えうる筺体とバッテリー

 映画を観ようと思ったところ、いきなり初手でつまづいてしまった。Blu-rayディスクドライブが搭載されていなかったのだ。仕方がないので、外付けのDVDドライブを編集部で借りて観ることに。なお、注文時に光学ドライブを追加購入することも可能なので、必要に応じて選択してほしい。

今回はSF映画をDVDで観ることにした

   

 観てみると、液晶がグレアなので映り込みが気になった。特に暗いシーンになると映画本編が観えづらくなってしまうので、アンチグレアフィルムを貼るか、照明を抑えた部屋で観るといった対処が必要になるだろう。LuvBook Lはそれほど重くないので、家の中を持ち運ぶくらいなら容易だ。間接照明のある部屋まで持って行って観ればよい。

 バッテリーの持ち時間は公称で約5.5時間とあるが、映画を観続けた場合、だいたい3時間20分ほど持った。電源がない場所でも、長編映画1本は確実に観れるはずだ。

 また、映画を2本続けて観たのだが、PCの発熱はほとんど気にならなかった。裏面を見てみると左上部の端が排熱部分となっており、おそらくこの近くにファンがあるだろう。また、真ん中下と右側に3箇所吸気場所があるのが見受けられる。このように吸気と排気がしっかりできているので、発熱が抑えられているのではないかと考えられる。ファンの音も小さいようで、映画を観ている間は全く気にならなかった。

 

オフィスの照明もくっきりと見えるくらいに映りこむ。映画を観ているときは自分の顔が映ったのが気になった

側面にも排気部分があるので、そこは塞がないように注意していただきたい

 映画を観ることだけを目的とすると、どうしても液晶が気になってしまう。だが、仕事をしながら映画を観る、という場合であれば使い勝手がいい。Core i7-3517Uが搭載されているので、メール、テキストファイル、映画を同時に起動していても処理スピードが落ちないからだ。試してはないが、動画資料を見ながら、プレゼン資料を作るということも可能だと思う。また、バッテリーの持ちが良いので、電車で1~2時間移動しながら映画を観ていても電源が落ちる心配はない。「ながら」観ることに適しているといえる。



マウスコンピューター/G-Tune

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(次ページ、「ベンチマークで証明されたグラフィックスの良さ」に続く)