10月10日、KVHはプライベートクラウド環境を、迅速・柔軟に構築できるという新サービス「KVHプライベートクラウドパッケージ」の提供開始を発表した。
KVHプライベートクラウドパッケージは、同社のクラウド構築や運用ノウハウを集積したクラウド基盤「KVHプライベートクラウド」の基本構成をパッケージ化。初期費用無料、月額料金60万円から提供する。
これにより、セキュリティ、パフォーマンス、コントロールに優れた自社専用のプライベートクラウド環境の利用を、IT資産を持たずに、容易に開始でき、システム構築、運用におけるコストの低減を実現できるという。
パッケージの基本構成は、
- インターネット回線
- IPアドレス
- ファイアウォール
- レイヤ2スイッチ
- 物理サーバー
- クラウド環境全体の管理が可能なWebベースのクラウドコントローラー
が含まれる。
このクラウドコントローラーはKVHが自社開発もので、物理サーバーおよび仮想サーバーの作成や設定変更、稼動率の低いサーバーリソースから稼動率の高いサーバーの増強リソースへの再利用、開発用サーバーの開発終了時におけるリソースプールからの即時払い出しなど、環境内のリソースを自社で自由にコントロールできる。