10月9日、フュージョン・コミュニケーションズはオージス総研と共同で、EC向けのクラウドサービス間の連携機能を提供するインテグレーションPaaS(iPaaS)の新サービス「FUSION iPaaS」の開始を発表した。
iPaaSとは、クラウドサービス間またはクラウドサービスと企業内のシステムの連携を実現するためのPaaS。一般に、連携に必要なメッセージのルーティングやデータ/プロトコル変換機能、アプリケーション連携の順序を記述した「統合フロー」をクラウド上で実行する環境を提供する。ユーザー企業は、連携のためのシステムの開発コストと運用コストを削減できるため、企業における今後のクラウド活用を推進する基盤として注目されているという。
FUSION iPaaSの開発はオージス総研が担当。FUSION iPaaSの中核には、オージス総研が国内で販売、サポートを提供しており、すでにFUSION IaaSで導入しているオープンソースのESB(Enterprise Service Bus)である「Mule ESB」を採用する。
Mule ESBのもつ柔軟なデータ/プロトコル変換機能により、クラウドサービスのWeb APIを簡素に使いやすく変換。シンプルな接続性を高い信頼性とともに実現するとしている。