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T教授の「戦略的衝動買い」 第213回

アシスタントキーボードでiPad用キーボード衝動買いは終了!

2012年10月10日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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簡単なパッケージを開くと「アシスタントキーボード」が登場する

 短文やスケジュールの入力、簡単なメール送信程度ならiOS標準のソフトウエアキーボードで十分だが、もう少し入力感のある使用環境を、安く簡単に整えたいというユーザーにとって、エレコムのiPad用「アシスタントキーボード」は、商品の割り切りとコストパフォーマンスが秀逸だ。

 同社からほぼ同時期に発売されたNFC搭載スマート・フォン用の「NFC対応キーボード」も同じシリコンゴム製の無線キーボードだが、時代の先端を行くNFCという新しい技術以外見るべきものがない。使い勝手もそれほど画期的ではなく、当然コストパフォーマンスも低い。「技術的にできる」と「便利」の差を感じてしまう商品だ。

NFC対応のスマホキーボード(左)とアシスタントキーボード(右)

同じヘニャヘニャのシリコンゴム製だが、かたや、最新テクノロジーを搭載した実売でも1万円前後。今回ご紹介するアシスタントキーボード(上側)は、価格が7分の1のコストパフォーマンス

 アシスタントキーボードのパッケージを開くと、乳白色のシリコンゴムのベースに黒いキートップだけが載っかった、頼りにならなさそうなヘニャヘニャした感覚のキーボードが出てくる。このシリコンゴム製のキーボードは、iPadの横位置での文字入力時に、画面の下半分に表示されるソフトウエアキーボードに重なるように、液晶パネルの上に置くだけの商品だ。

アシスタントキーボードは半透明のシリコンゴム製のベースの上に、少し固めのゴム製のキャラメル型キートップを貼りつけたもの

iPadの文字入力時に液晶画面に表示されるソフトウエアキーボードに、きっちりと重なるサイズに作られている

吸着機構があるわけではないが、軽い粘着効果はあるので安定して入力可能だ

側面に近い角度からアシスタントキーボードを見ると、明らかにキートップ部分が盛り上がっており、指先ではっきりと感知できるストローク幅がある

 しかし、実際に何分間か文字入力をやってみると、単に液晶パネルに表示されるだけのソフトウエアキーボードと異なり、キートップが立体的に存在し、ほんの少しストロークがあるだけでキーボードのキー入力の印象は大きく異なるものだ。

 ただ置いているだけだが、シリコンゴム独特の粘りがiPadの液晶ガラス面とくっつく。スマートカバーを折り曲げて入力を楽にする程度の傾きならば、アシスタントキーボードが滑り落ちる心配は無さそうだ。アシスタントキーボードは「iPadで長文を入力する」といった間違った使い方をしない限り、今まで筆者が購入したすべてのiPad用キーボードと比較しても、価格性能比がより優れていることだけは確かだ。

スマートカバーでiPad全体を傾けても、アシスタントキーボードは滑ることがなく、なかなか快適なキー入力が可能だ

■Amazon.co.jpで購入
T教授

今回の衝動買い

アイテム:エレコム「iPad用アシスタントキーボード」
価格:Amazonにて1537円で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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