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薄くて、強くて、変形するヤツ

どこでも使えるWindows 8の本命!「レッツノート AX2」

2012年10月19日 11時00分更新

文● 盛田諒 写真●ANZ

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しっかりとした「モノ」感が落ち着くつくり

 CF-AX2は11.6型、液晶ディスプレーは1366×768ドット。タッチセンサーは10点だ。幅288×奥行き194×高さ18mmのサイズは、週刊アスキーより若干小さいくらい。A4サイズのバッグにすんなりおさまり、ACアダプターや、資料を入れる余裕も残った。

 重量は約1.14kg。タブレットとしても両手持ちなら疲れにくく、ホールド感がしっかりして落としづらい。これより上になると重く感じる、ぎりぎりのラインなのではないかと思う。

 筺体はくさび型ではなく、カッチリ落ち着いた箱型デザイン。レッツノートの目印であるボンネット構造の天板が乗る(凸凹デザインで衝撃に強くする構造)。耐衝撃性と「薄さ・軽さ」を両立させるため、骨組みにマグネシウム合金、上からアルミ合金を重ね合わせた複合素材を使っているのもCF-AX2の特徴だ(詳しくはこちらの記事で)。

 天板は、レッツノートならではのシックなつやなしシルバーカラー。デザインは新しさをいたずらに押しつけることなく、大人しく落ち着いている。ジャケットスタイルにもなじみやすく、どんな場面でも気兼ねなく使えるものと感じた。

スリムになっても「レッツノート」シリーズの特徴であるボンネットデザインも健在。今回は天板裏の設計を工夫することで薄型化を実現した

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本体の厚さは18ミリ。「レッツノート」シリーズ初のウルトラブックだ

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重量は約1.14kgをタブレットとノートPCのハイブリッドタイプとしては、かなり軽量

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76cmの高さから落とす、100kgfの圧力(満員電車並み)をかける、キーボードを淡々と押し続ける……ウルトラブックながら、数々のレッツノート拷問テストをクリアー。すごい。落下試験が怖い。

キーボードはコンパクト、タッチパッドはワイドな四角形

 キーボードは独自デザインのアイソレーションキーボード。キーストロークは1.2mm、キーピッチは横18mmと、かなりコンパクトにおさめた。

 初めこそキーが小さく感じたが、1日使うとストレスもタイプミスもなくなった。重量とおなじく、ぎりぎりのラインを攻めたところだと思う。タフな構造が功を奏し、多少強くキーを打ち込んでも、ボディーのたわみはない。タッチパッドはレッツノートの伝統的な円形ではなく四角形のもの。幅93×53mmサイズは十分広く、カーソルも動かしやすかった。

 気に入ったのはリーフ型のキー。キュートすぎないビジネスカジュアルなデザインで、質感もさらっとなめらか、女性にもすすめやすい、しなやかな作りになっている。

左上と右下の過度が丸みを帯びたリーフ型のキー。タイプミスを抑制してくれる

タッチパッドは従来の丸いデザインから四角いデザイン変更。ジェスチャー操作などがしやすくなった

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