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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第13回

Optimus Vu、ELUGA、AQUOS、5型級大型スマホを比較した

2012年10月08日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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NFCあり!ストラップホールあり!
au「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」

 本機の4.6型ディスプレー「狭額縁デザイン」と呼ばれる、縁が目立たないデザインとのこと。カラーか画面サイズの問題か、ELUGA powerのほうがより、前面全体が画面という印象が強い。またシャープ「CGSilicon液晶」とのことで、最近のAQUOS PHONEハイエンド機で採用されている(たとえば、ソフトバンクの「AQUOS PHONE Xx 106SH」)で採用されている、より省電力化された「S-CGSilicon」ではないのが残念。ただそれがどこまで影響するのかも、106SHと比較して今後見てみよう。

 本サイトのスペック表には用意しなかったが、実はNFCにも対応。イヤホンは剥き出しだがもちろん防水だ。滑らかな側面とは言い難く角張ったゴツゴツした感触だが、幅といい、画面サイズといい5型スマホと比べると、持った感触は「ちょうどいい」という印象だ。

4.6型なので絶対的には大きいが、それでも2台のスマホよりは小型。縁の狭さが印象的

 microUSBは防水キャップで保護されている。右側面には電源ボタンと音量ボタンを配置し、これは形が分かりやすく非常に押しやすい。側面にあるうえ、凸状、電源ボタンと音量ボタンが近くにあることで、見ていなくても指でふれているだけですぐに位置が判断できる。

防水・防塵対応だが、イヤホンはカバーなしなのはうれしい

 ストラップホールは右側面の下にあり、電池カバーを開けて結ばなければいけないが、それでも他の2機種が無いことを考えると良いかもしれない。

サイドのキー類も押しやすく、ストラップホールもある

これもメインのキー類はディスプレー表示タイプ

「ELUGA power」がお買い得
auスマホは「auスマートバリュー」に加入したい

 最後は端末の価格も含めたお金の話だ。

 いつものように新規と機種変更で2年使った場合の料金を比較した。料金プランや割引サービスは主要なものを選択している。端末料金については執筆時点のドコモショップ、auショップの価格を表記。また「+WiMAX」は2ヵ月無料を加味している。

  ドコモ「Optimus Vu L-06D」 ドコモ「ELUGA power P-07D」 au「AQUOS PHONE SERIE ISW16SH」
一括価格
(新規/機種変更)
8万1480円/同 6万9720円/同 7万5600円/同
実質価格
(新規/機種変更)
2万1000円/同 1万4280円/同 3万2760円/3万7800円
ISP spモード spモード IS NET/+WiMAX
315円 315円 315円/525円
基本使用料 タイプXi にねん タイプXi にねん プランEシンプル
780円 780円 780円
通話料 21円/30秒 21円/30秒 21円/30秒
パケット定額 Xiパケ・ホーダイ ライト Xiパケ・ホーダイ ライト ISフラット
4935円 4935円 5460円
2年間トータルコスト 16万5720円~ 15万9000円~ 20万2110円~

 ELUGA powerは実質価格で大幅に安く、前回のコンパクトスマホと比べてもそう差は無い。一方のOptimus Vuは一括価格は8万円を超えるが、やはり実質価格で大幅に下がる。2年同じ使い方をすればELUGA powerとの差は7000円弱だった。

 auのAQUOS PHONE SERIEは一括価格は新規の場合に3機種中もっとも安いのだが、毎月割を加味すると実質価格は3万円台。しかも+WiMAXを利用すれば月525円がプラスされる。

 さらにドコモがXiパケ・ホーダイ ライトでパケット代が安くすることも可能なため、トータルでは3~4万円もの差となった。auがオススメしている固定回線との組み合わせ「auスマートバリュー」を使えば最大3万5520円の割り引きとなるが、それでもまだちょっと高い。ドコモ端末における月々サポート適用後の実質価格の安さ、Xiパケ・ホーダイ ライトのメリットが合計金額で見ると、大きな差となる。

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