経営統合のポイントは
イー・アクセスの「1.7GHz」LTE
イー・アクセスとの経営統合でソフトバンクモバイルが変わる点は「1.7GHz」帯のLTEが利用できる点。この1.7GHz帯はワールドワイドでは標準的なLTEの帯域として使われており、iPhone 5も対応している。
この1.7GHzとソフトバンクが利用している2.1GHz帯のLTEをiPhone 5で両方使えるようにすることで、利用範囲とネットワーク回線が拡大し、テザリングへの対策ができる。加えて、従来のパケット定額サービスにおける制限(1.2GB/月を超過した場合は速度制限をかける場合がある)を、緩和(1GB/3日間超過時は速度制限をかける場合あり)したことも発表された。
さらに2013年3月までにソフトバンクが2万局、イー・アクセスが1万局のLTE基地局を持つ予定で、合計3万局の基地局が稼働することになる(具体的にいつ1.7GHz帯が利用可能になるかについては、今回の発表の中では特に言及がなかった)。
なお、今後もイー・アクセス、イー・モバイルブランドは引き続き継続するほか、ソフトバンクから音声・データネットワークの提供を受け、サービスを充実させるという。