予選を最後まで通過すると思われたミクZ4
悪夢のQ2敗退となる
予選2回目に出陣したのは片岡選手。なかなかアタックの機会がなかったものの、なんとかボーダーラインの10位につけたところで、#31 プリウス GTがコースアウトし赤旗中断となった。もう残り数分しかないので、このまま終了かと思われたが、なんと残りタイム3分30秒として再開された。
ピットの並びもあり、再開後のアウトラップから勝負をかけようとした片岡選手だが、残念ながら前を走るクルマに捕まってしまい、そのスキに#43 ARTA ガライヤが「2'00.386」を出し、片岡選手の「2'00.537」をわずかに上回って順位が変動。11位に押し出されてしまったミクZ4は、無念の予選2回目落ちとなってしまった。
片岡選手は「一度もアタックできないまま終わってしまい、かなり不完全燃焼です。前走車との距離を空けてスタートしたんですが、予想以上に早く追いついてしまって。ピット位置や前との距離を読めなかった僕のミスです」と説明してくれた。
以上の結果から、ミクZ4は11番手、Mirai Z4は19番手からスタートということになった。ミクZ4は優勝、Mirai Z4はシングル順位のなるべく上位でフィニッシュすることが命題となる。とはいえ、心配なのは台風だが……。谷口選手に雨と晴れ、どっちがいいのかを聞いた。「全部のチームがタイヤ選択に悩むようなコンディションがいいですね。今日の午前中のような大雨だと厳しいですけど、インターミディエイトにしようかレインにしようかスリックにしようか、頭が痛い天気だと俺らはそこを狙って行けますので」とのこと。大橋監督も同じような答えだった。
ただ、晴れでも雨でも勝機がまったくないわけではない。大橋監督は「路面が回収されてタイヤへの攻撃性も高くなったから、晴れればもしかしたら3ピットのチームもいるかもしれません。しかし、われわれなら2ピットで行けるし、雨が降ったら降ったでスピードレンジが全体的に下がるので、そこを突くこともできる。どの状況もギリギリではあるけど、上に行けないということはない」と決勝レースを予想した。
残すところ今年もあと2戦! そのうちの1戦がもう間もなく幕を開ける。阿蘇山でミクさんは飛翔できるか!?
※次ページから決勝レポートです
この連載の記事
-
第54回
ゲーム・ホビー
ストーブリーグ突入! 特別戦とともに今年のミクZ4を振り返る -
第53回
ゲーム・ホビー
D1グランプリにミクZ4やメロン号、くす子ちゃんが乱入!? -
第52回
ゲーム・ホビー
【決勝超速報】決勝第2レースのミクZ4はトラブルに沈む -
第51回
ゲーム・ホビー
【決勝超速報】決勝第1レースはミクZ4は5位でゴール -
第50回
ゲーム・ホビー
SUPER GT 2012シーズン終了! ミクZ4はクラス5位に -
第49回
ゲーム・ホビー
もてぎの予選を最後まで生き残ったミクZ4は台風の目になるか? -
第48回
ゲーム・ホビー
【決勝超速報】シーズン最後の戦いはミクZ4が惜しくも4位! -
第48回
ゲーム・ホビー
【予選超速報】もてぎのノックアウト予選 ミクZ4は7位で通過! -
第47回
ゲーム・ホビー
今シーズン内最後のミク生! 最終戦の見どころを語る -
第46回
ゲーム・ホビー
ついに今年最後のレース! 富士特別戦応援シートを開催 - この連載の一覧へ