バッテリーを内蔵 家庭内どこでも使える一体型
VAIO Tapは20型ディスプレー搭載の一体型ながら、バッテリーを搭載して家庭内の好きな場所で使えるようになっている。普段はリビングに置いてあっても、必要に応じてキッチンや子供部屋で使う、といった用途に適する。バッテリーは同社のノートパソコン用を流用したもののようで、バッテリー駆動時間は約3.5時間とされている。実使用時間では、映画1本見られる程度というところだろうか。
テレビ機能や内蔵光学ドライブはなし
一般的な一体型パソコンはテレビ機能や光学ドライブを内蔵するものが多いがVAIO Tapはどちらも搭載しない。異色の一体型とも言える。光学ドライブについては、USB接続のスロットイン式BDドライブか、DVDスーパーマルチドライブが付属するので、実用上の問題は少ないだろう。USBバスパワー駆動対応なので、ケーブルも1本で済む。
テレビ機能を内蔵しない代わりに、同じソニーのネットワークテレビレコーダー「nasne」と連携してテレビ番組を視聴できる「VAIO TV with nasne」がプレインストールされている。また、動画表示時にコントラストの向上や輪郭の強調によって画質を向上させる「モバイルブラビアエンジン2」を搭載。nasne経由でのテレビ視聴時の画質向上に貢献している。
家族で楽しむタッチ対応パソコンとして、デザインや機能が考えられたVAIO Tapは、Windows 8に対応する一体型デスクトップの中でも、注目の1台になりそうだ。