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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第27回

「らくらくスマートフォン」に見たAndroidの未来と可能性

2012年10月01日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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カメラ機能も徹底チェック!
明るいところはふんわりで暗所に強いカメラ

 アウトカメラは800画素、インカメラは32万画素。アウトカメラは標準的な画素数だが、インカメラは昨今の流れからすると心細い。とはいえ、本機の画面解像度は480×800ドットなので、端末で見る分には気にならないだろう。また、シニア層はPCでは見ないという判断もあるのかもしれない(年齢に関わらずスマホで撮影した写真をPCモニターで見るというケースは少ないかもしれないが)。

 撮影機能には、笑顔撮影やタッチフォーカス、明るさの調整のほか、自動的に風景やマクロモードに切り替えてくれるといった機能も備えている。この切り替えのアルゴリズムは顔認識も活用しているため、判断は優秀。実際に使用するときは細かいことを考えないでシャッターを切るだけで済むあたり、とてもお手軽だ。

カメラを起動した画面。とてもシンプル

撮影設定は写真の通り。細かい設定はほとんど用意されていない

 アウトカメラで撮影した写真は、PCモニターで見てみるとソフトフォーカスに近い光のふんわり具合になっているが、本機で見る分にはそのあたりが気にならない。よく見せるための配慮かもしれないが、写真をプリントアウトした場合は「ちょっと違う」と感じるかもしれない。逆に夕暮れどきやネオン光がある状況下では、シャープな写りになる。このあたりは実機の撮影データを見てもらいたい。なおインカメラは32万画素の割にしっかり写る。孫とのツーショット狙いかっ!?

左から光が当たっている状況。妙にふんわりしてしまっているが、緑の階調がつぶれていない点がステキ

夜間撮影してみたもの。日中の写真とは変わって、とてもシャープな絵面になっている。また片手で撮影したわりに手ぶれもない

やや逆光状態での撮影。これもふんわりしているが、電線の出はしっかりしている

画素数の割に出のいいインカメラ。思っていた以上にしっかりと撮れていたので驚いた

写真加工できるアプリはないものかと探してみたところ「俳句・写真くらぶ」という渋いアプリを発見。シニアなInstagramといったところ

コントラストの変更とカラー・モノクロ・セピアの切り替えができるだけのシンプルなものだが、落ち着いた変換アルゴリズムでいい感じだった。写真大好きシニアは、不満に思う点があるかもしれない

写真をアルバムなどから開いた場合の画面。大きく「メールで送る」が表示されるのは、使い勝手よかった

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