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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第27回

「らくらくスマートフォン」に見たAndroidの未来と可能性

2012年10月01日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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Googleアカウントが設定できないが
それが使いやすさに繋がっている

 アプリ面を見てみよう。他のスマホとの大きな違いはGoogleのアカウントを設定できない点(必要ないのではない)。つまり、アプリストアであるGoogle Playとは無縁の端末なのである。厳密にはAPK Downloaderから一部アプリが動作したり、microSDカードから入れることもできるのだが、基本運用の視点からすると、dメニューとプレインストールアプリ中心で、iモードを彷彿とさせる。

 ブラウザーも搭載されているが、ホームページにはdメニューのトップが設定されている。ニュースやコミュニティーであれば、dメニュー内でも充実しているからという判断だろうか。TwitterやらFacebookをやってみたいというシニアがいた場合はどうするんだろう……と思っていたところ、「らくらくニッポン探訪&らくらくコミュニティ」を発見。俳句に食楽、盆栽などなど、ハイエンドな世界が広がっていた。dメニューから同コミュニティーにアクセスできるので、チェックしてみるといいだろう。

 この「らくらくスマートフォン特集ページ」(こちら)を見ると、その世界観がわかるハズ。なお、筆者は「近代盆栽」の「ふくらむ盆栽ライフの夜明け!」なるキャッチがスマッシュヒットだったりする。

dメニューのボタンもあるが、ブラウザーを開いてもホームページはdメニューになっている。ひと通り揃っているため、たしかにこれでも困ることはない

アプリの検索は行なえるが、インストールはできない仕様だ

文字入力はテンキー入力のみ。カチカチといった感じで入力していくのだが、初期設定時ではどうしても入力が遅くなりがち

手書き入力にも対応している。らくらくスマートフォンのタッチパネル仕様からすると、相性の悪い機能だが、富士通製の手書き入力システムは秀逸なので、がりがり触ってみるべき。認識精度はもちろんのこと、変換候補が多いだけでなく、訂正による学習性能も高い

手書き入力をしたところ「黒子」の「子」の字が違う候補だったので訂正してみたところ。以降は訂正したものが最優先に表示されるため、書きクセを覚えてくれる形だ

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