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マイクロソフト・トゥディ 第14回

25年ぶりカンパニーロゴ刷新、新時代を打ち出すマイクロソフト

2012年09月28日 10時00分更新

文● 大河原克行

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Windowsロゴ刷新—直線的な「窓」を意識したデザインへ

 ロゴといえば、もうひとつ、Windowsのロゴも、Windows 8によって変更されることになる。

 10月26日に発売されるWindows 8のロゴは、すでに2月の時点で発表されているが、これをよく見てみると、字体はすでに今回発表されたカンパニーロゴと同じものだ。

Windows 8では、新たなロゴが採用された

 文字の左側には直線的な「窓」を意識したデザインが描かれており、やや斜めの様子が、カンパニーロゴとは異なる。

 このデザインは、社内からの「Windowsなのに、なぜ窓ではなく、旗なのか」という素朴な疑問をきっかけに検討されたという。

 もともと初代となるWindows 1.0のロゴは窓のイメージであった。それがWindows 3.1以降、動きを持たせるように旗の雰囲気が盛り込まれ、Windows 7までそのイメージが継承された。それが今回のWindows 8によって、「窓」へと回帰することになったのである。

「Blogging Windows」ブログには、Windowsロゴの変遷に関するエントリー「Redesigning the Windows Logo」が掲載されている

 いずれにしろ、新たなカンパニーロゴへの変更によって、多くの費用が発生するのも確か。幅広い製品群を投入している企業だけに、カンパニーロゴの変更は、まさに大きな投資を伴うことになる。

 米本社の広いキャンパス内をとってみても、あらゆるところに旧ロゴが残っており、これを見ただけでも刷新作業の大変さが理解できる。

 それにも関わらず、新たな製品群が登場するこのタイミングにおいて、一斉にカンパニーロゴを変更するということは、これらの新製品群が長年に渡って、新たなプラットフォームになるとの意思を、マイクロソフトが強く打ち出したいという気持ちの裏返しなのかもしれない。Windows 8のロゴの回帰も同様の意図を感じる。

 今回の新たなロゴに込められた意味は、我々が想像する以上に、長い将来を見据えたものだといえそうだ。


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