ユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage VM」を発表
日立、ミッドレンジストレージにデバイス仮想化とリモートコピー
2012年09月27日 06時00分更新
9月26日、日立製作所はエンタープライズストレージで提供していた高度な機能を搭載するミッドレンジ向けのユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage VM」を発表した。
Hitachi Unified Storage VMは、従来エンタープライズストレージのみで提供している機能のうち、特に要望の高い、
- ストレージデバイスの仮想化機能
- リモートコピー機能
の2機能をミッドレンジストレージとして初めて搭載する。
ストレージデバイスの仮想化機能は、異なる機種のストレージ容量も同じストレージであるかのように管理、活用できる機能で、最大64PBの容量をまとめて管理できる。たとえば、ストレージ装置が散在してしまい、それぞれの装置を個別に管理する負担が発生している環境に導入すると、大幅に管理負担を軽減できるという。
もう1つのリモートコピー機能は、遠隔地に設置されたストレージ装置へのデータ複製を、サーバー処理と非同期に実施するもの。これにより、距離が離れた場所への複製であっても、サーバーの処理に影響を与えず実施できる。
また、データ更新順序も1更新単位で保障(一般的なコピー機能は、もう少し粗い単位での保障となる)し、高信頼なデータ保護を実現する。ファイルモジュールをオプションで導入することで、データの種類に依存せずに全データを一元管理できる、ユニファイドストレージとして利用可能だ。