グーグルの電子書籍サービスもスタート
コンテンツの充実はこれからか?
「Nexus 7」の国内発売と合わせて発表された、もう1つのニュースが電子書籍サービスの「Google Play ブックス」である。Google Play ブックスはNexus 7はもちろん、既存のAndroid端末でも利用可能だ。
Google Playにおける電子書籍は専用アプリ内から購入するのではなく、すでに提供されているアプリや動画などと並列に用意されており購入が可能だ。購入したデータはどこまで読んだかの情報がクラウド上に保存され、複数の端末で共有できるほか、縦横表示の切り替えも可能である。
購入可能な商用コンテンツについては、まだまだ数が限定的であり、青空文庫の無料コンテンツが目立つ状態だ。ちなみに、ASCII.jp編集部からリリースしている「忘れ去られたCPU黒歴史」は、すでにGoogle Play ブックスから購入可能なので、ぜひこの機会にチェックいただきたい。
Google会長のエリック・シュミット氏も来日して登壇
発表会では、Google会長のエリック・シュミット氏も登壇。「日本からは大きな刺激を受けている」「モバイル革命が日本でも予想より速く進んでいる」と日本の状況への理解を示す。そして、「Androidは予想もしていなかったエコシステムが登場している」「Androidの素晴らしいところはそのオープン性が担保している」とAndroidの進化の状況をアピール。
また、「テクノロジーは暮らしの役に立つモノでなければいけない。ただし、今テクノロジーを使っていると思う瞬間がある。それは技術が生活の邪魔になっている。人々が気付くことなく、使えるテクノロジー。たとえば映画を見るなら、デスクトップでも地下鉄でもいつでも続きを見られる。クラウドを使うことでそれが可能になる」とNexus 7やAndroidスマートフォンがハードウェア、ソフトウェア、クラウドの融合によって生まれてきたものである点を指摘した。