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CDを超える高音質をPCで満喫!! ハイレゾ音源入門 第2回

Foobar2000とUSBスピーカーで実現! 机上ハイレゾオーディオ

2012年09月25日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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PC用高音質スピーカーの代表選手 クリプトン「KS-1 HQM」

PCオーディオの入門用としては最適と言える「KS-1 HQM」(直販価格4万9800円)。スピーカーと、専用設計の重量級のスタンドもセットになった本格派だ

PCオーディオの入門用としては最適と言える「KS-1 HQM」(直販価格4万9800円)。スピーカーと、専用設計の重量級のスタンドもセットになった本格派だ

 もったいぶった紹介の仕方をして申し訳ないが、そのスピーカーとは、ASCII.jpでも何度となく紹介してきたPC用高音質スピーカーの逸品「KS-1 HQM」。24bit/96kHz対応のDACとフルデジタルアンプを内蔵したUSBスピーカーだ。

 PCとUSB接続するほか、スピーカーの電源を接続するだけで24bit/96kHzのハイレゾ音源を高音質で再生できる。サイズもコンパクトで使いやすいし、言うまでもなくPCと組み合わせて使うには最適と言えるスピーカーだ。

右側スピーカーの背面にある入力端子。USB端子のほか、光デジタル入力、アナログ音声入力もあり、薄型テレビや携帯プレーヤーなどとも接続可能

右側スピーカーの背面にある入力端子。USB端子のほか、光デジタル入力、アナログ音声入力もあり、薄型テレビや携帯プレーヤーなどとも接続可能

 すでに何度となく紹介しているので、詳しい説明は省くが、ここでのポイントは、USB接続時に、アシンクロナス(非同期)伝送に対応していること。

 USB端子経由のデジタル音声信号の伝送は、アシンクロナス(非同期)とシンクロ(同期)伝送がある。

 シンクロ伝送は、CPUのクロックと同期したタイミングで信号が出力されるので、CPUの高クロックの影響を受け、タイミングずれによるジッター発生の懸念がある。

 アシンクロナスはCPUのクロックとは同期させず、受け取る機器側のクロックで信号を伝送してもらうもの。オーディオ用の正確なタイミングで信号が入ってくるので、ジッターの影響を排除できるというわけだ。

 まあ、最近のUSB入力を備えた機器は多くがアシンクロナス伝送に対応しているので、問題は少ないが、例外もあるので覚えておくといいだろう。

最新モデルの「KS-3 HQM」。カラーリングのほかは大きく変わっていないが、各所で改善が図られ、192kHz対応に加えてデジタルアンプも新設計となっている

最新モデルの「KS-3 HQM」。カラーリングのほかは大きく変わっていないが、各所で改善が図られ、192kHz対応に加えてデジタルアンプも新設計となっている

 そして、KS-1 HQMには、ハイレゾ音源再生に興味のある人には見逃せないモデルが新たに加わった。すでに報じている「KS-3 HQM」(直販価格8万9250円、10月1日発売予定)だ。

 見た目がホワイトに変わったほか、エンクロージャーのサイドパネルをアルミ素材へと変更。バスレフポートの形状を改善するなど、さらなる音質向上を図っている。最大のポイントは、対応するハイレゾ音源に24bit/192kHzが加わったこと。

 値段は若干お高くなるが、音楽配信サイトで配信されているハイレゾ音源のほとんどに対応できるのでオススメだ。

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