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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第10回

Xperia SXなど、話題のコンパクトスマホの速度を測定した!

2012年09月17日 16時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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Xi対応機も通信速度は伸びず
3機種で差はあまり生じなかった

 最後に通信速度の実測チェックを行った。いつも通り横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前で上下3回計測し、計測にはBNRスピードテスト(http://www.musen-lan.com/speed/)の画像読込版を使用。時間はすべて平日の昼間だ。

 公式スペックではXi対応のXperia SXとOptimus itが圧倒的に有利のはずだが、これまでの他機種のテストでもXiの実測値は伸び悩み。そこに3GのみのPANTONE 5がどこまで迫れるだろうか。

  Xperia SX Optimus it PANTONE 5
横浜駅(下り/上り) 4.86Mbps/1.17Mbps 6.07Mbps/0.75Mbps 4.63Mbps/1.06Mbps
東京駅(下り/上り) 1.72Mbps/0.95Mbps 3.77Mbps/0.52Mbps 2.82Mbps/0.81Mbps
浦安駅(下り/上り) 3.12Mbps/0.53Mbps 4.32Mbps/0.69Mbps 5.48Mbps1.07Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
2.64Mbps/0.73Mbps 3.67Mbps/0.46Mbps 3.44Mbps/0.88Mbps

 計測結果を見ると3機種ともあまり変わらない、というのが正直なところだ。最速は横浜駅のOptimus it。下り6Mbpsを計測した。上りではXperia SXが横浜駅で1.17Mbps。全体的に「速い!」という数値はあまり出ないままの結果に終わった。

 ただし、PANATONE 5は3Gのみでも十分健闘している。下り最大42MbpsのULTRA SPEEDに対応する「AQUOS PHONE Xx」と比べると半分程度の速度だが(関連記事)、浦安駅では5Mbpsを超えた。iPhoneでは使用されていないソフトバンクの1.5GHz帯の対応スマホは、実測値では健闘という傾向は今回も見られた。

 なお、PANTONE 5はプラチナバンドにも対応しているが、今回テストした3駅周辺とも執筆時点で基地局は開局はしていない。


スピード対決ではXperia SXの勝利か
好勝負が続く3機種

 今回のチェックではXperia SXが圧勝、もしくは僅差の勝負といったところで、まずは一歩リードという印象だ。Optimus itはスクロールテストの差が大きかったのが痛い。PANTONE 5は通信速度こそ注目に値するが、スクロール/文字入力ともに最下位と、なにか他機種に優る要素がほしいところ。

 次回はカメラチェック。ここでも裏面照射型CMOSセンサーを搭載したXperia SXがリードを広げそうだが、Optimus itとPANTONE 5は独自機能で対抗できるかが見ものと言えそうだ。


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