Xi対応機も通信速度は伸びず
3機種で差はあまり生じなかった
最後に通信速度の実測チェックを行った。いつも通り横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前で上下3回計測し、計測にはBNRスピードテスト(http://www.musen-lan.com/speed/)の画像読込版を使用。時間はすべて平日の昼間だ。
公式スペックではXi対応のXperia SXとOptimus itが圧倒的に有利のはずだが、これまでの他機種のテストでもXiの実測値は伸び悩み。そこに3GのみのPANTONE 5がどこまで迫れるだろうか。
Xperia SX | Optimus it | PANTONE 5 | |
---|---|---|---|
横浜駅(下り/上り) | 4.86Mbps/1.17Mbps | 6.07Mbps/0.75Mbps | 4.63Mbps/1.06Mbps |
東京駅(下り/上り) | 1.72Mbps/0.95Mbps | 3.77Mbps/0.52Mbps | 2.82Mbps/0.81Mbps |
浦安駅(下り/上り) | 3.12Mbps/0.53Mbps | 4.32Mbps/0.69Mbps | 5.48Mbps/1.07Mbps |
全計測の平均 (下り/上り) |
2.64Mbps/0.73Mbps | 3.67Mbps/0.46Mbps | 3.44Mbps/0.88Mbps |
計測結果を見ると3機種ともあまり変わらない、というのが正直なところだ。最速は横浜駅のOptimus it。下り6Mbpsを計測した。上りではXperia SXが横浜駅で1.17Mbps。全体的に「速い!」という数値はあまり出ないままの結果に終わった。
ただし、PANATONE 5は3Gのみでも十分健闘している。下り最大42MbpsのULTRA SPEEDに対応する「AQUOS PHONE Xx」と比べると半分程度の速度だが(関連記事)、浦安駅では5Mbpsを超えた。iPhoneでは使用されていないソフトバンクの1.5GHz帯の対応スマホは、実測値では健闘という傾向は今回も見られた。
なお、PANTONE 5はプラチナバンドにも対応しているが、今回テストした3駅周辺とも執筆時点で基地局は開局はしていない。
スピード対決ではXperia SXの勝利か
好勝負が続く3機種
今回のチェックではXperia SXが圧勝、もしくは僅差の勝負といったところで、まずは一歩リードという印象だ。Optimus itはスクロールテストの差が大きかったのが痛い。PANTONE 5は通信速度こそ注目に値するが、スクロール/文字入力ともに最下位と、なにか他機種に優る要素がほしいところ。
次回はカメラチェック。ここでも裏面照射型CMOSセンサーを搭載したXperia SXがリードを広げそうだが、Optimus itとPANTONE 5は独自機能で対抗できるかが見ものと言えそうだ。
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