ボディーデザインは踏襲しつつ厚みは増加
ZENBOOKシリーズと言えば、くさび形の金属ボディーが外観上の特徴となっている。UX32VDでも基本的なデザインイメージは踏襲されているが、GPUやHDDを搭載したことにより、厚みは増している。本体サイズは幅325.6×奥行き223×高さ5.5~18mm。重さは約1.4kg。フットプリントは同サイズのフルHD液晶ディスプレーを搭載する「ZENBOOK Prime UX31A」とほぼ変わらないが、最薄部は2.5mmほど厚くなっている。
ただし数値こそあまり変わらないが、実際の厚みはかなり増えている。下の写真はUX32VD(右)と、Sandy Bridge世代の「ZENBOOK UX31E」(UX31Aと同サイズ)を並べて側面形状を比較したものだ。左のUX31Eがくさび部分の上のラインが先端に向かってやや下がっているのに対して、UX32VDは上がほぼ水平で、下のラインがやや上がっている。そしてボディー前側の底面が大きく下に膨らんでいるのがわかる。つまり最薄部以外は厚みが増しているわけだ。厚みは増したものの、重さは0.1kgしか変わっていないのが救いだろう。
Ivy BridgeベースでUSB 3.0×3、
フルサイズのHDMI出力も標準装備
UX32VDは、CPUにIvy Bridge世代のCore i7-3517U(1.90GHz)を搭載する。メモリーは4GBで増設は不可。ゲーム用途を考えると少し不安を感じるかもしれないが、実用上はまず問題ないだろう。
Ivy Bridge世代はプラットフォームがUSB 3.0に標準対応しているうえ、UX32VDはUSBポートの数自体が増えている。Ultrabookながら3ポートのUSB 3.0ポートを備える点は、高く評価できる。有線LAN端子がなく、付属のUSB-LANアダプター経由(10/100BASE-TX対応)なのは、ZENBOOKのいつもの仕様どおりである。さらに、HDMI出力端子もマイクロタイプではなく、フルサイズの端子が装備されている。厚みが増した分、コネクター類は充実している。
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