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週刊 PC&周辺機器レビュー 第133回

Skyrimも快適? GeForce内蔵Ultrabook ASUSTeK UX32VD

2012年09月14日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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ボディーデザインは踏襲しつつ厚みは増加

 ZENBOOKシリーズと言えば、くさび形の金属ボディーが外観上の特徴となっている。UX32VDでも基本的なデザインイメージは踏襲されているが、GPUやHDDを搭載したことにより、厚みは増している。本体サイズは幅325.6×奥行き223×高さ5.5~18mm。重さは約1.4kg。フットプリントは同サイズのフルHD液晶ディスプレーを搭載する「ZENBOOK Prime UX31A」とほぼ変わらないが、最薄部は2.5mmほど厚くなっている。

 ただし数値こそあまり変わらないが、実際の厚みはかなり増えている。下の写真はUX32VD(右)と、Sandy Bridge世代の「ZENBOOK UX31E」(UX31Aと同サイズ)を並べて側面形状を比較したものだ。左のUX31Eがくさび部分の上のラインが先端に向かってやや下がっているのに対して、UX32VDは上がほぼ水平で、下のラインがやや上がっている。そしてボディー前側の底面が大きく下に膨らんでいるのがわかる。つまり最薄部以外は厚みが増しているわけだ。厚みは増したものの、重さは0.1kgしか変わっていないのが救いだろう。

UX32VD(右)とUX31Eの側面形を比較。UX32VDは前側の厚みが大幅に増したことがわかる

Ivy BridgeベースでUSB 3.0×3、
フルサイズのHDMI出力も標準装備

 UX32VDは、CPUにIvy Bridge世代のCore i7-3517U(1.90GHz)を搭載する。メモリーは4GBで増設は不可。ゲーム用途を考えると少し不安を感じるかもしれないが、実用上はまず問題ないだろう。

 Ivy Bridge世代はプラットフォームがUSB 3.0に標準対応しているうえ、UX32VDはUSBポートの数自体が増えている。Ultrabookながら3ポートのUSB 3.0ポートを備える点は、高く評価できる。有線LAN端子がなく、付属のUSB-LANアダプター経由(10/100BASE-TX対応)なのは、ZENBOOKのいつもの仕様どおりである。さらに、HDMI出力端子もマイクロタイプではなく、フルサイズの端子が装備されている。厚みが増した分、コネクター類は充実している。

本体左側面。USB 3.0が1つとSDカードスロット(SDXCまで対応)を装備する配置は従来どおり

本体右側面。こちらはコネクター類が増えている。USB 3.0は2ポートとなり、フルサイズのHDMI出力端子も装備された。HDMI出力の左はアナログRGBアダプター用の出力端子

UX32VDの付属品。10/100BASE-TX対応のUSB-LANアダプターや、アナログRGB出力アダプターは従来どおり。ただし付属のACアダプターは、デザインこそ同じだがサイズは一回り大きい。GPU搭載にともなうピーク消費電力の増大によるものだろう

キーボードもZENBOOK定番のバックライトキーボード。キータッチは浅いが配列は標準的。ただし電源スイッチがキーボード右上にあるので、Deleteキーと間違えて押しやすい。ただし、押してもいきなりシャットダウンされるわけではない

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