日本でもLenovo Yogaは大々的に展開、Windows 8に歩調を合わせる
一方、コンシューマー向けのIdeaシリーズに関しては、CES 2012以降話題を集めている「Lenovo Yoga」のサンプル機がデモされた。Yogaは、Windows 8の発売と同時に販売を開始、最終的には世界32ヵ国で市場投入されるが、日本でも主要量販店などを中心に大々的な訴求をする。
また6200万ドルの宣伝費をクリスマス商戦に向けて投入し、YouTubeなどを使ったPRビデオやソーシャル展開なども積極展開する。マイクロソフトもWindows 8のコンセプトを体現した1台として積極的に取り上げていく模様だ。
薄さ16.9mmのUltrabookで、360度稼動するヒンジを持ち、タブレットモード、ラップトップモード、テントモード、スタンドモードという4つの形態で操作できるYoga。
米国での販売価格はCore i5搭載、128GB SSD搭載機で999ドルとなる見込み。10時間のバッテリー駆動時間や高堅牢性(2万5000回のヒンジテストをクリア)、最大10本指でのタッチといった特徴を持つ。
同社ではタブレットモードでの使用が30%、ラップトップモードが39%、Skypeやビデオチャットなどを想定したテントモードが15%、ビデオ視聴などに便利なスタンドモードが16%程度の利用率になると予想している。
スマートフォンやタブレットが世界的に急成長しているが、パソコンの普及が進む余地はまだある、というのがレノボの見解で、そのためにイノベーションの継続とパソコンの新しい用途の提案が必要ということなのだろう。
Lenovo ワールドワイドコンシューマプロダクトローンチ担当上級ディレクターの ニック・レイノルズ氏によると、レノボは現在世界第2位のシェアを獲得しており、トップの米ヒューレット・パッカード社にも迫る勢いだという。アジア太平洋地域およびラテンアメリカには多様な国があり、国ごとのシェアや状況はかなり差があるが、個人向けパソコンは攻めの領域であり、二桁のシェアを獲得することを目標にしているとした。