気になる消費電力などを調査
マウスコンピューターの15.6型ノートPC「LuvBook K」について前回に行なったベンチマークでは、軽めのゲームなら問題なく動作することが確認できた。今回は消費電力や各パーツの温度上昇などを調べてみよう。
特に昨今は節電が叫ばれているので、PCの消費電力も当然ながら気になるところである。友人は主婦でもあり、家計を任されているので直さらのことだ。そこで、アイドル時と『デビルメイクライ 4』のベンチマークソフトを動かしている時とで消費電力とCO2排出量を比べてみた。本機は「NVIDIA Optimusテクノロジ」により、画像処理の負荷が増えるとCPU内蔵グラフィックスから「GeForce GT650M」に切り替わる仕組みになっている。もちろん、BTOによりパーツをカスタマイズすれぱ、選んだものによりこの数値は変わってしまうので、参考として見てもらいたい。
左側に排気口があるのだが、負荷をかけるような作業を長時間していると、裏面やパームレストのあたりに若干熱を感じる。しかし、膝の上に置いて作業することは考えにくいので大きな問題ではないだろう。パームレストで感じる熱も、いわゆる平均的なノートPCが発する熱の範囲内だと思われる。
ちなみに、CPUの温度をアイドル時と『デビルメイクライ 4』のベンチマークソフト稼動時とで比べてみた。各コアともに、アイドル時では49度くらいだが、ベンチマーク動作時はやはり高くなり、69度くらいの数値を示す結果となった。
6回に渡って、この「LuvBook K」を細部にまで見ていった。その上で改めて感じたのは、PC選びには「こだわり」が必要ということだ。そのPCで何をしたいか、何に優先順位を置くのかによって選ぶマシンは当然異なってくる。しかし、やりたいことが複数ある場合、どこかで妥協もしなければならない。その中で特に予算は大きな割合を占めるだろう。
PC選びに悩みはつきものだ。その答の1つとして、「LuvBook K」は費用対効果の点からも、「どんなPCを買うか迷っている」という人にオススメできるオールインワンPCだろう。
PC購入の相談を受けることは時々あるが、何に使いたいのかがハッキリしないことから、どのようなスペックを提案すべきか悩むことも多い。一方、今回の場合は欲しいマシンに対する要望がはっきりしており、問題は価格面だった。しかし、「LuvBook K」はその点、優れたコストパフォーマンスに加え、BTOでほしい機能をチョイスできるという点において、自信を持って薦めることができた。
映画好きな友人。そういう人にとっては、自分1人の空間で好きな映画を高画質で楽しめるのは、とても贅沢なことだろう。なおかつ仕事にも使え、場所もとらないので、広い書斎がなくても大丈夫だ。友人は、「LuvBook K」は、デスクトップPCに代わるメインマシンとして大活躍中だそうだ。
初出時、編集部のミスによりタイトルおよび本文中の「LuvBook K」のディスプレイサイズに誤りがありました。お詫びし、訂正させていただきます。(2012年9月14日)
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