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タブレットなのに約249g! 新MEDIAS TABを詳しくチェック

2012年09月11日 18時15分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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 NECは、NTTドコモから9月20日に発売を予定しているXi対応の7型タブレット端末「MEDIAS TAB UL N-08D」のメディア向け体験会を実施した。

持ち運んで使っている人が6割強の7型タブレットで
コミック1冊分の重量を実現

 まず最初に登壇した、NEC パーソナルソリューション事業本部長の西大和男氏は「驚きの軽さ」と「驚きのインターフェース」の2ポイントを紹介。従来の7型タブレットが平均350gだったのに対し、圧倒的に軽い249gの重量をアピール。それを可能にしたカーボンファイバー筐体について紹介した。

 また、NECと1年にわたって開発を進めていたというNTTドコモ プロダクト部 第一商品企画担当の樋口 健氏は、10型タブレットと7型タブレットとの本質的な違いについて言及。日常的に持ち歩いて利用するユーザーの割合は10型の29%に対して、7型では60.2%にまで達するという。

ドコモから販売される本製品だが、NECのタブレット端末の1ラインナップという側面も持つ

同じタブレットと言っても10型と7型ではユーザーの使い方が大きく異なる

飛行機でも使われている
カーボンファイバーの採用がポイント

 開発を担当したNECの山品正勝氏は、「タブレットを買われないユーザーはタブレットの使い方がわからないから」と考えたとし、「タブレットの使い方を変える」をテーマにしたとする。

 特に“どこでも持ち歩いて使う”という点を重視。ユーザーが普段持ち運んでいるものはなにかと考え、文庫本1冊よりはやや重いが、コミック1冊分とほぼ同等の250gをターゲットにしたとのことだ。

コミック1冊分という重量をアピール

 この重量を実現するために採用されたのが、航空機やF1などでも採用されている東レ製のカーボンファイバー。ただ軽いだけでなく、強度にも優れており、強度確保のためのフレームが不要になったことで、より薄型軽量化が可能になったとのことだ。

軽量化のために採用された技術がカーボンファイバー。これによりフレームも不要になり、軽量化が実現された。カーボンは電波は通しにくいので、下部はプラスティックが使われている

繊維状のカーボンファイバーを横に並べて、樹脂で固めたモノを4枚重ね合わせたものを圧力をかけて整形している。このため背面のアールがついたデザインも可能になったという

背面は白に塗装されたカーボンファイバー。カラバリはSilky Whiteの1色である

側面から見ると、背面はわずかに曲線になっていることがわかる。持ちやすさを重視した結果だという

GALAXY Tab 7.0 Plus(約345g)との写真。サイズや厚みは大きく変わらないが、持ったときの重みが全然違う

Xiのロゴが目立つ。全体的なデザインは大きくなったMEDIASスマートフォンという印象

スマートフォンやタブレットの振動機能には通常モーターが用いられるが、本機にはピエゾ素子が採用されている。これにより圧倒的な反応速度と微妙な体感を可能にした。たとえばサンプルとして、ダイスを振るプログラムが用意されているが、本当に壁にダイスが当たっているような感触がえられる

「MEDIAS TAB UL N-08D」の主なスペック
メーカー NEC
ディスプレー 7型液晶
画面解像度 800×1280ドット
サイズ 約114×199×7.9mm(最厚部約9.9mm)
重量 約249g
CPU Snapdragon S4 MSM8960 1.5GHz
(デュアルコア)
メモリー容量 ROM:16GB/RAM:1GB
外部メモリー microSDHC(最大32GB)
OS Android 4.0
Xi対応
3G最大通信速度
(下り/上り)
14Mbps/5.7Mbps
無線LAN
テザリング ○(最大8台)
カメラ画素数 リア:約1310万画素CMOS
/イン:約130万画素
バッテリー容量 3100mAh
FeliCa ×
ワンセグ
NOTTV ×
赤外線 ×
防水/防塵 ×/×
Qi ×
SIMサイズ microSIM
連続待受時間(3G/LTE) 約900時間/約570時間
連続通話時間(3G) 約690分
カラバリ Silky White
発売時期 9月20日

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