楽天は9月10日、物流サービスの強化を目的として、2013年秋を目処に兵庫県川西市に新たな物流拠点を開設すると発表した。
新物流拠点は、延べ床面積約2.3万坪で、関西圏を中心とした西日本地域をカバーする国内物流の戦略的拠点として運営する。
同社は、2010年に千葉県市川市に初の物流拠点を開設し、「楽天ブックス」の商品に加え、「楽天市場」に出店する複数店舗からユーザーが一括して商品を購入しまとめて受け取ることができるサービス「楽天24」の商品を取り扱ってきた。
また今夏から、楽天の子会社である楽天物流が、商品在庫の入出荷、保管、梱包、配送、カスタマーサービス、各種VASなどの総合フルフィルメントサービス「楽天スーパーロジスティクス」を楽天市場に出店する店舗に対し、市川のセンターを拠点として提供している。
来年、新物流拠点が開業することで、「楽天スーパーロジスティクス」の処理能力を高めると同時に、西日本地域への配送リードタイムの短縮を図る。