このページの本文へ

性能も機動力も最高峰! 「VAIO Z」ロードテスト 第23回

「VAIO Z」夏モデルのゲーム性能に迫る!

2012年09月10日 11時00分更新

文● 高橋量

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

解像度1280×720ドットで
4種類のゲーム系ベンチマークを実行

 まずは、PC版「ストリートファイターⅣ」のベンチマーク結果をご覧いただこう。解像度を1280×720ドットに設定しそのほかの設定をデフォルトでテストしたところ、本体のみ場合で平均54.10FPSのランク「B」、Power Media Dock接続時で平均55.87FPSのランク「B」という結果に。Power Media Dock接続時/非接続時で結果にあまり差が生じなかったが、リリース時期が2009年とやや古く低めのスペックでも快適に動くためこのような結果になったのだろう。

VAIO Z本体のみのベンチマーク結果

Power Media Dock接続時の結果

 次は、「バイオハザード5ベンチマーク」の結果だ。リリース時期は2009年と「ストリートファイターⅣ」と同じだが動作スペックがやや高く、4コアCPUや512MBのビデオメモリーを推奨している。エフェクトなどは標準のまま、1280×720ドットのウィンドウモードでDirectX10を利用したベンチマークBでテストしたところ、本体のみ場合で平均30.5fpsの「B」判定、Power Media Dock接続時で平均31.7fpsの「B」判定という結果となった。このベンチマークでもほぼ変わらない結果となったが、DirectX 10系のベンチマークではPower Media Dock接続時/非接続時であまり差は出ないものと思われる。

VAIO Z本体のみのベンチマーク結果

Power Media Dock接続時の結果

 「ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク」では解像度を「LOW(1280×720ドット)」に設定してテストを実施したところ、本体のみで「1234」、Power Media Dock接続時で「1986」という結果に。公式サイトの目安ではどちらも「重い」とされるレベルで、画質を調整しても快適に遊ぶには少々厳しいかもしれない。ただし、「ファイナルファンタジーXIV」はかなり高いマシンスペックを要求するゲームなので、やむを得ない結果であると言えるだろう。

VAIO Z本体のみのベンチマーク結果

Power Media Dock接続時の結果

 「ファンタシースターオンライン2」がどれだけ快適に動くかをテストできる「PSO2キャラクタークリエイト体験版」では、環境設定から簡易描画設定を「3」にしてベンチマークテストを行なった。結果は、本体のみで「932」、Power Media Dock接続時で「1680」と、快適に遊べる目安の「5000」を大きく下回ることに。

VAIO Z本体のみのベンチマーク結果

Power Media Dock接続時の結果

 簡易描画設定を「1」にして画質を落とした場合、本体のみで「7581」、Power Media Dock接続時で「12573」という結果となる。これなら問題なく遊べるが、せっかくの最新ゲームで画質が悪くなってしまうのは残念だ。そこで実際に「ファンタシースターオンライン2」をプレーしてみて、どれだけ快適に遊べるのかをテストしてみた。簡易描画設定は「3」、画面サイズは1280×720ドットに設定してウィンドウモードでプレーしている。なお、この作品ではウィンドウモードのほうがスムーズに描画されるのだ。

 まずは本体のみでプレーしてみたところ、視界を移動する際にかなりのフレーム落ちが発生。自分がどこを向いているのか、分からなくなってしまう状況が多々あった。正直なところ、快適にプレーするレベルとはいえないだろう。ただそれ以外の部分は問題なく、比較的スムーズに動作した。

本体のみではフレーム落ちが頻発し、敵や自分の居所が分からなくなってしまうことが多い

 次にPower Media Dockを接続してプレーしてみたところ、本体のみの場合に見られたフレーム落ちはまったく発生せず、非常に快適にプレーできた。多少描画オブジェクトが多い場面でも、処理が遅くなることはない。

Power Media Dock接続時では、簡易描画設定を「3」にしても快適にプレーできる

 ただ、最大人数(12人)で集まってスキルやテクニックを多用する場面では、サウンドの一部が途切れたり、エフェクトがカクカク動くこともあった。大人数でプレーする場合は、描画設定を1段階下げたほうがいいだろう。

ソニーストア

ソニーストア

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中